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ブレイザーズのカーメロ・アンソニーがニューヨーク凱旋に感慨「間違いなく愛が感じられた」

NBA Rakuten / 2020年1月3日 11時22分



選手紹介でスタンディングオベーション、試合中もボールを持つたびに歓声が上がる


ポートランド・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーは現地1月1日のニューヨーク・ニックス戦で、2017年の退団以降、2度目となる聖地マディソンスクエア・ガーデン(MSG)凱旋を果たした。故郷であり、6年半過ごしたニューヨークでのプレイは、35歳のベテランにとって感慨深いものになったようだ。

2003年ドラフト1巡目3位でデンバー・ナゲッツ入りしたカーメロは、2010-11シーズン途中に故郷ニューヨークに拠点を置くニックスへと移籍。「I'm Coming Home」(ただいま)という言葉は多くのニューヨーカーたちの心に響き、カーメロもチームのために全力を尽くした。

カンファレンス準決勝進出の壁を超えられず、カーメロのディフェンスに批判の矛先が向けられることもあったなか、2017年にオクラホマシティ・サンダーへ移籍。昨季はシーズン途中にヒューストン・ロケッツに放出され、トレード先のシカゴ・ブルズから解雇される憂き目に遭い、9カ月以上も無所属の期間が続いた。

今季途中にブレイザーズと契約し、デイミアン・リラード、CJ・マッカラムに次ぐ第3の攻撃オプションとして復活。現地1月1日のニックス戦で、退団後2度目となるMSG凱旋を果たしたが、選手紹介でカーメロへのスタンディングオベーションが起こると、ボールを持つたびにニューヨーカーたちから歓声が上がった。

試合には93-117で敗れたが、カーメロはシュート17本中11本(うち3ポイント5本中3本)を成功させて今季自己ベストの26得点をマーク。元ニックスのクリスタプス・ポルジンギス(現ダラス・マーベリックス)は初凱旋で大きなブーイングを受けたのとは対照的に、カーメロはヒーローのように扱われた。

『ESPN』によれば、カーメロは試合後にファンからの歓迎について、「分からないよ。彼ら(ニックスファン)に訊いてくれ」と笑って答え、自身の胸中を明かしている。

「今日は国歌の間、(永久欠番が掲げられている)天井を見上げていた。そこにアンソニー(のジャージ)が掲げられるのを想像していた。今夜、間違いなく愛が感じられた。ここにいたファン、街全体からね。この気持ちを言葉で説明するのは難しい。でも、俺はスタンディングオベーションを受けるような愛をこの街からもらっている。その愛は今夜すごく気持ちが良かった。最終的にはバスケットボールをするだけだけど、このコートに戻ってくることは特別だ」

今、カーメロは別のチームのユニフォームを着てプレイしているが、ニックスファンの心の中にもかつての「背番号7」のプレイはしっかりと焼き付けられているようだ。



(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



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