今日は何の日 〜ティム・ハーダウェイが生まれる〜
NBA Rakuten / 2019年9月1日 15時0分
1966年9月1日、イリノイ州シカゴでティム・ハーダウェイ・シニアが生まれた。現在ダラス・マーベリックスに所属しているティム・ハーダウェイ・ジュニアの父である。
1989年のドラフト1巡目14位でゴールデンステイト・ウォリアーズに指名されたハーダウェイは1年目からオールルーキー・ファーストチームに入る活躍を見せる。ハーダウェイとそのチームメイト、クリス・マリン、ミッチ・リッチモンドとのトリオは当時人気だったラップユニットのRun DMCにかけてRun TMC(ティム、ミッチ、クリスの頭文字)と呼ばれ人気を博した。
その後、マイアミ・ヒートに移籍したハーダウェイは選手としてのピークを迎えた。ヒート時代はオールNBAファーストチームに一度、オールスターゲームにも二度選出。この頃のヒートは優勝こそできなかったが、東の強豪として存在感を放っていた。その後マーベリックス、デンバー・ナゲッツ、インディアナ・ペイサーズとチームを渡り歩いたのち、2003年に引退している。
ハーダウェイと言えば「キラー・クロスオーバー」と呼ばれたクロスオーバーが代名詞だが、引退後「クロスオーバーと言えばみんなアイバーソンの名前を出すが、アイバーソンのクロスオーバーはオーバードリブルだ。俺のキラー・クロスオーバーがオリジナルだし、みんながやろうとしているのは俺の真似だ。アイバーソンのではない。これは俺のムーブだ。俺がこの独創的なスタイルをバスケットボールというゲームに持ち込んだんだ」と発言し話題になった。
それを聞いたアイバーソンは英語のオーバードリブル、CARRY(=運ぶ)にかけて「確かに俺のクロスオーバーは運んでいる。果てはバスケットボールの殿堂まで俺を運んでくれた」とコメントした。2019年現在ティム・ハーダウェイは殿堂入りしておらず、ハーダウェイはそれに不満を持っていると伝えられている。ハーダウェイの主張に対する、アイバーソンの鮮やかな「アンサー」であった。
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