ウィザーズのブラッドリー・ビール「チームにトレードを要求するような安易な道は選ばなかった」
NBA Rakuten / 2020年1月25日 10時0分
延長契約の前にはデイミアン・リラードやレイ・アレンにも相談
ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールは、昨夏にチームと2年7,200万ドル(約79億円)の延長契約を結んだ。これにより、ビールが2023年までウィザーズでプレイする可能性が生まれた(最終年はプレイヤーオプション)。
『Yahoo! Sports』のクリス・ヘインズ記者のポッドキャストに出演したビールは、ロサンゼルス・レイカーズをはじめとする複数のチームに興味を示されていたにも関わらずウィザーズ残留を決めた経緯について、以下のように語った。
「まず、俺は時間をかけて考えることにした。昨年の7月から8月にかけてはチームのゼネラルマネージャーが不在だったから、10月まで時間をかけることができた。そのおかげで、周りの雑音に惑わされることなく、焦らずにじっくりと自分の将来について考えることができたんだ。チームから提示された金額を見た時には『凄い額だ』と思ったけれど、他のチームでもっと高額の契約を勝ち取れるかもしれなかった。だが俺は、自分をドラフトしてくれたウィザーズに感謝している。それが何よりも大きな要素だ。1つのチームでキャリアを終えること。そのチームで自分の背番号が永久欠番になること。その球団にとって自分が重要な存在であること。そういったことの全てが、俺にとって重要だったんだ」
さらにビールは、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードや、レジェンド選手のレイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか)にもフリーエージェントの決断に関するアドバイスを貰ったことを明かした。リラードも、昨年6月に生え抜きチームのブレイザーズと延長契約を結んだばかりだ。
「デイム(リラード)にもアドバイスを貰った。俺は、現在に至るまでの彼のキャリアを参考にしていたからね。それに、レイ・アレンにも相談した。たくさんの人に相談したんだ。すると、誰もが『お前はどうしたいんだ? 今いるチームで優勝を目指したいのか? どこか他のチームに行って優勝を狙うのか?』と聞いてきた。そして、俺は”隣の芝は青い”ということに気付いたんだ。率直に言って、チームにトレードを要求することは安易なやり方だ。俺は、自分自身のチームで頑張りたい。この球団こそが、俺のいるべき場所だ。このチームでプレイすることは俺の運命だったんだ」
(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.
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