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NBA、墜落事故のコービー・ブライアントに捧ぐ“追悼のバイオレーション”を実施

NBA Rakuten / 2020年1月27日 15時0分



ホークスのヤングは本来の11番ではなく、コービーのかつての背番号である8番を着用


現地1月26日、NBAに衝撃が走った。ロサンゼルス・レイカーズ一筋でプレイし、歴代4位の通算3万3,643点を挙げたスーパースターのコービー・ブライアントが、ヘリコプターの墜落事故により急死。突然の訃報に全世界が悲しみに包まれるなか、NBAや選手たちは様々な形でコービーを追悼した。

26日に行われた8試合のうち、コービー氏のニュースが大きく報じられる前にティップオフとなったヒューストン・ロケッツ対デンバー・ナゲッツ戦を除く7試合で、コービー氏が現役時代つけていた背番号「8」と「24」にちなみ、試合開始と同時に8秒バイオレーションと24秒バイオレーションを意図的に実施する形で敬意を示した。

『ESPN』によれば、サンアントニオ・スパーズ対トロント・ラプターズ戦では黙とうが行われ、コービー氏と同時期にプレイしたスパーズのティム・ダンカンAC(アシスタントコーチ)が口に手を当てて嘆いていたと言及。スパーズのロニー・ウォーカーをはじめ、涙を流す選手やスタッフがいたことも伝えている。

アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングは、八村塁の所属するワシントン・ウィザーズ戦で自身の「11番」ではなく、コービー氏がかつて着用していた「8番」のユニフォームで登場。鎮魂のバイオレーションのあと、自分のユニフォームに着替えてゲームに臨んだ。『ESPN』によれば、ヤングは試合後に「今日はバスケットボールをするのはタフな日だった。(コービーの妻)ヴァネッサとブライアント一家へ哀悼の意を表す。ただコートに立って、彼のためにプレイしたかった」と話したという。

また同日にはレイカーズの本拠地であるステイプルズ・センターではグラミー賞授賞式が行われたが、オープニングでアリシア・キーズは「コービー、私たちはあなたを愛している」と追悼。その後ボーイズIIメンとともにアカペラで歌唱した。バスケットボール界にとどまらず、全世界の様々なシーンで偉大な存在だったコービー氏の追悼が行われている。


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(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



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