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ゴラン・ドラギッチ、同胞の神童ドンチッチの“ヒートアップ癖”に言及「バルカンの血」

NBA Rakuten / 2020年3月2日 6時0分



ドラギッチは「間違いなく世界で最高の選手の1人」と称賛


ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは2年目の今季、平均28.6得点、9.4リバウンド、8.8アシストと圧倒的なスタッツを残し、オールスター初出場も果たした。21歳にしてシーズンMVPの候補に挙げられているが、同じスロベニア出身のゴラン・ドラギッチ(マイアミ・ヒート)は、同胞の後輩に対してアドバイスを送っている。

7歳の頃にバスケットボールを本格的に始めたドンチッチは、13歳で母国スロベニアを飛び出し、スペインの名門レアル・マドリードの下部組織入り。クラブ史上最年少の15歳でトップチーム昇格を果たした。レアルで注目を集めると、2018年のドラフト1巡目3位でアトランタ・ホークスに指名され、トレイ・ヤング(現ホークス)とのトレードでマーベリックスの一員に。いきなり平均21.2得点、7.8リバウンド、6.0アシストを挙げて新人王に輝き、今季も2年目のジンクスなどどこ吹く風とばかりにリーグを代表する看板選手となった。

ひと回り年上にあたるドラギッチは、『VECER』のアリョーシャ・ペルシャク記者とのインタビューで、ドンチッチの驚異的なポテンシャルに舌を巻いている。

「今年彼は驚異的なレベルでプレイしていて、MVP級のシーズンを過ごしている。正直、僕も彼には驚かされた1人だと言わざるを得ない。(アメリカの)大学の選手は15歳でプロになったルカほど成熟していない。彼は常にプレッシャーを受けてきて、どう対処すればいいのか知っている」

一方で、「彼は時おり判定に熱くなることがある。アドバイスするとしたら?」とペルシャク記者から質問を受けると、ユーモアを交えながら自身の見解を述べた。

「バルカンの血だね。僕らはそれを根絶することはできない(笑)。彼がどれだけ勝利を欲しているかを示していると思う。僕も若い頃はすぐに熱くなっていた。ルカは賢いけど、相手も彼に激しくディフェンスをしてくる。攻撃において大きな責任を背負っているから、もっと激しいプレッシャーを受けるだろうね。ダラスにとっては良い挑戦になると思うよ」

ドンチッチを「間違いなく世界で最高の選手の1人」と称したドラギッチは、進境著しい同胞の後輩を静かに見守っている。



(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



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