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マイケル・ジョーダン氏がハリケーンの被災地を訪問

NBA Rakuten / 2018年11月22日 20時5分



マイケル・ジョーダン氏がハリケーンの被災地を訪問


ハリケーン・フローレンスの被害にあったステファニー・パーカーさんは、マイケル・ジョーダン氏とアメリカ赤十字の援助が無ければ、6人の家族が被災から2ヶ月後の現在まで生き延びることは難しかったはずだと語った。

だからこそ、彼女は、現地11月20日に被災地を訪れたシャーロット・ホーネッツのオーナーのジョーダン氏をガッシリと抱きしめ、彼に感謝の言葉を述べたのだ。

パーカーさんはAP通信の取材に対し「この訪問は、彼が私達のことを忘れず、私達を大切に思ってくれていることの証だ」とコメントした。

ジョーダン氏は、母校ノースカロライナ大のチームカラー(ターヒルズ・ブルー)の服を着て、ノースカロライナ州ウィルミントンの被災地を訪れた。今年9月、彼は被災地支援のために、赤十字へ100万ドル(約1億1500万円)とカロライナ・ハリケーン・フローレンス救済ファンドに100万ドルの、合計200万ドル(約2億3000万円)の義援金を寄付している。

ジョーダン氏はAP通信の取材に対し「お金なら幾らでも寄付できる。だが、被災地の人々と直に触れ合うことを忘れてはいけないんだ」と語った。

ジョーダン氏は、ホームセンターで感謝祭のディナーの配給を手伝った他、幼少期に自身もプレーした青少年クラブで子供達にジョーダン・ブランドのシューズを無料配布した。

被災者の方々と直に触れ合った感想を聞かれたジョーダン氏は、「義援金がちゃんと被災者の元に届いているのか確かめたかった。支援を受けるべき人の元にちゃんと義援金が届いていたので、安心したよ」と話している。

ジョーダン氏は、ハリケーン被害の復興状況を今後も監視し続け、新たな支援者と共に被災者の生活環境の改善にも取り組んでいくそうだ。

「私は、復興を少しでも早められるようにと思って寄付をした。しかし、全てが元通りになるには想像以上に時間がかかるだろう。私は、今後もできる限りの貢献をするつもりだ。」

ジョーダン氏は、来年2月にシャーロットで開催されるNBAオールスターによる経済効果も期待している。

「リーグは、この地域に何らかの支援をしてくれるだろう。もちろん、我々もシャーロットの街へのサポートを強化するつもりだ。オールスターゲームによって多くの人々が救われるはずだが、私は特にこのエリアに多くの救いの手が差し伸べられることを祈っている。」

ウィルミントンのレーニー高校で15歳当時のジョーダン氏が所属していたバスケットボールチームのコーチをしていたフレッド・リンチ氏は、「私がコーチをしていた時、彼はまだ9年生だったが、彼はその当時から常に周りの人々のことを気にかけていた。彼は常に正しいことをしようと努め、常に切磋琢磨し、地域を活性化しようと日々心がけていた。それこそが、彼がキャリアを通じて貫き通してきた姿勢なのだ」と、ジョーダン氏の功績を讃えている。



(C)2019 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



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