NBAが「Black Lives Matter」運動を支援へ コート上にスローガンをペイントすることを計画
NBA Rakuten / 2020年7月1日 11時55分
再開されるシーズンで、人種差別などの問題を注意喚起する方法を議論
NBAは、7月30日(日本時間31日)からフロリダ州オーランドにある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」で再開されるシーズンにて、アフリカ系アメリカ人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」運動を全面的に支援するようだ。
リーグと選手会が開催地にある3つのアリーナのコートに「Black Lives Matter」の文字をペイントする計画を持っていると、『ESPN』のザック・ロー記者とラモナ・シェルバーン記者が報じている。
報道によると、リーグと選手会の代表者は記者団との電話会議で、リーグと選手会が共同で、再開されるシーズンを人種差別、社会的不平等、警察の蛮行といった問題に対する注意を喚起するためのプラットフォームとして使用するいくつかの方法を議論していると述べたという。その一環として、選手会会長であるオクラホマシティ・サンダーのクリス・ポールは、『ESPN』に対して、選手たちがユニフォームの選手名表記を社会正義に関するメッセージに変更できるようにする案を検討していることを明かしている。
また、『New York Times』のマーク・スタイン記者によると、リーグはシーズン再開後のすべての試合の前にアメリカの国歌を斉唱することに加え、トロント・ラプターズ戦の前にはカナダの国歌も斉唱する計画があるという。
さらに、『Time Magazine』のショーン・グレゴリー記者によると、選手が国歌斉唱中にひざまずく行為を許可するかとNBAコミッショナーのアダム・シルバーに質問した際、シルバーは「私は許可という表現を使いたくないが、状況に応じて対応していく」と回答したという。
NFLでは2016年、元サンフランシスコ・49ersのコリン・キャパニックが人種差別と警察の蛮行に対して抗議するため、試合前の国歌斉唱中にひざまずいた。この行為は賛否両論を呼んだ一方、多くの選手がキャパニックに続いたが、NFLはこの行為を2018年に完全に禁止している。
(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.
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