1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

ウィザーズがサンズからトレバー・アリーザを獲得へ

NBA Rakuten / 2018年12月17日 20時8分



ウィザーズがサンズからトレバー・アリーザを獲得するようだ


三角トレードは破談に終わったが、最終的にワシントン・ウィザーズはトレバー・アリーザを獲得することに成功したようだ。

ウィザーズは、ケリー・ウーブレJr.とオースティン・リバースをフェニックス・サンズにトレードし、その見返りとしてアリーザを獲得することに大筋で合意したという情報がAP通信に入った。

一時、ウィザーズとサンズとメンフィス・グリズリーズによる三角トレードが成立直前まで行ったが、サンズとグリズリーズとの間で「トレードするのはディロン・ブルックスなのか?マーション・ブルックスなのか?」という認識の違いがあったことが発覚し、その三角トレードは急きょ破談に終わった。その数時間後、ウィザーズとサンズとの間でトレードが基本合意に至った。

この騒動があったのは、ウィザーズの面々が遠征先のブルックリンのアリーナから飛行場に向かうチームバスの中でのことだった。ウーブレJr.とリバースと一緒にバスに乗っていたウィザーズの選手たちにとっては気まずい時間だったかもしれない。

ウィザーズのジョン・ウォールは、その時の状況を振り返って以下のようにコメントしている。

「俺たちは、それがビジネスだということを知っている。何が起こるか誰にも予測が付かないんだ。チームバスに乗っている間にチームメイトのトレード話が破談になるのは初めての経験だった。彼らにとっては、きっと気まずい時間だったはずだ。」

33歳のアリーザは、2012-2014シーズン以来のウィザーズ復帰となる。彼は、契約最終年となる今シーズン、サンズで26試合に出場し、1試合平均9.9得点、5.6リバウンド、3.3アシストを記録している。

サンズのフォワードのジョシュ・ジャクソンはアリーザのことを「究極のベテラン」と呼び、若いチームにとっての良き先輩として慕っていた。

ジャクソンは、「彼はいつも俺たちを指導してくれるんだ。彼はNBAで長くプレーし、多くの強豪チームに所属してきたので、経験豊富なんだ。彼は、どんな些細なことでもアドバイスしてくれるんだ。もし俺たちが間違ったことをしていたら、練習を止め、時間をかけて正しいプレーを指導してくれるんだ」と語っていた。

トレードが正式に締結されるまではアリーザはウィザーズには合流しないが、ウォールとブラッドリー・ビールは既にアリーザにテキストメッセージを送ったそうだ。

ウォールは、「トレバーのような選手が帰ってくるのは大歓迎だ。彼は、俺が今まで見た中でも最高のベテランの一人であり、最高のチームメイトでもある。俺たちは、彼がチームに何をもたらしてくれるか分かっている。彼もウィザーズに戻ってくることを喜んでいるようだった」とコメントしている。

ウィザーズは、アリーザ獲得のために23歳のウーブレJr.を手放す。ウーブレJr.は、2015年のNBAドラフト1巡目全体15位で指名され、4年目の今シーズンは1試合平均12.9得点を記録している。今夏にロサンゼルス・クリッパーズから獲得した26歳のリバースもウィザーズに移籍する。リバースは、このトレードに自分が含まれることを知らなかったそうだ。

ビールは、「こんな形でトレードが決まるのは前代未聞だ。こんなことは滅多にない。ケリーとオースティンが手品用のカバンに入れられていたような気分だ。でも、彼らならプロフェッショナルとして上手く対処できるはずだ。今回の件に関しては、誰もがフラストレーションを感じていたはずだ」と話している。

グリズリーズのクリス・ウォレスGM(ゼネラルマネージャー)は、破談になった三角トレードが成立前にリークされたことに落胆していると同時に、彼らが放出しようとしたのはディロン・ブルックスではなくマショーン・ブルックスであったことを認めている。

情報がリークしたせいで、ウォレスGMはNBAで30年以上働いてきて初めてのことをやる羽目になった。彼はロッカールームからマショーン・ブルックスとウェイン・セルデンJr.を呼び出し、今回の経緯を説明した上で、今のところ彼らがトレードされることは無いと説明したのだ。

ウォレスGMは、「昨晩起こったことは非常に残念なことだ。こんなことは今までに経験が無かった。破談になったトレードに含まれていた選手はもう明らかになっているが、そこにはディロン・ブルックスは含まれていない。これはハッキリさせておきたいのだが、我々はディロン・ブルックスをトレードする気は一切無かった」とコメントしている。

マショーン・ブルックスは、試合後に選手一同の前でウォレスGMからトレードされることを告げられたそうだ。彼はシャワーを浴び、ファミリー・ルームに向かい、アリーナを後にしようとしたところで再び声をかけられたという。その一連の出来事は、およそ15分の間に起こったそうだ。

ブルックスは「『どういうこと?』という感じだったよ。もちろん混乱したさ。たぶん、これは前代未聞の事態だろう」とコメントしている。



(C)2019 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください