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プレイオフでチームの鍵を握る選手たち:イースタン・カンファレンス編【プレイオフ開幕ガイド】

NBA Rakuten / 2020年8月18日 12時0分

プレイオフ出場チームのキーマンを紹介


7月30日(日本時間31日)から始まったシーディングゲームが終了し、いよいよ2019-20シーズンのプレイオフが8月17日(同18日)に開幕した。フロリダ州オーランドにある“バブル”(隔離地域)での集中開催とホームコート・アドバンテージの恩恵が少ないだけに、例年以上に番狂わせが起きる可能性が高いと見られる今季のプレイオフ。ここではそんな波乱の展開が予想されるプレイオフに出場するイースタン・カンファレンス8チームのキーマンを1人ずつ紹介する。


エリック・ブレッドソー(ミルウォーキー・バックス)


バックス加入以降、ブレッドソーのプレイオフにおける活躍は期待を裏切るものだった。特にオフェンス面では精彩を欠き、過去2シーズンのプレイオフでの平均得点(13.6)と3ポイント成功率(25.5%)はレギュラーシーズンの数字を下回っている。今季は16得点以上記録した試合で21勝2敗、3ポイントを3割以上の確率で決めた試合で27勝4敗と、その活躍が結果に直結しているだけに、積極的かつ効率の良いプレイを披露できるかがバックスのファイナル進出の鍵となる。


パスカル・シアカム(トロント・ラプターズ)


カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)が抜けた後もラプターズが53勝19敗という好成績を残せたのは、新エースに任命されたシアカムの成長があってこそ。平均22得点、7リバウンド、3アシスト、3ポイント成功率35%というリーグでわずか4人しか達成していないスタッツラインをクリアするなど、今季はスターの仲間入りを果たした。ただ、試合終盤での支配力は前任のレナードに遠く及ばず、チームを2連覇に導くためには、ポストシーズンでさらに一皮むける必要がある。シーディングゲームではシュート成功率39.4%と不調だったが、早く本来の調子を取り戻したいところ。


ケンバ・ウォーカー(ボストン・セルティックス)


ウォーカー、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、ゴードン・ヘイワードとオールスター級の選手を揃え、戦力的にはファイナル進出も期待されるセルティックスだが、懸念は左膝に不安を抱えるウォーカーの状態だ。シーディングゲームでは平均25.1分と大事をとって出場時間が制限されたが、プレイオフでは制限なくプレイできる見込みで、本人も自身4年ぶりとなる大舞台に「とても興奮している」と意気込んでいる。通算11試合とポストシーズンでの経験は少ないが、ベテランリーダーとしてテイタム、ブラウンの若手コンビをオフェンス面でしっかりとサポートすることが求められる。


TJ・ウォーレン(インディアナ・ペイサーズ)


デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)とともにシーディングゲームを盛り上げたのがウォーレンだ。初戦でいきなり自己最多の53得点と爆発したのを皮切りに、その後も30得点超えを連発して6試合で平均31.0得点を記録し、オール・シーディングゲーム・ファーストチームに選出された。1回戦では今年1月の試合で一悶着あった因縁ジミー・バトラー擁するヒートが相手。今季は3度の対戦で平均10.3得点、シュート成功率35.5%と苦戦したが、左足底筋膜炎でバブル(隔離地域)を離れているドマンタス・サボニスの復帰が依然不透明なため、苦手意識を克服してオフェンスを牽引することが期待される。


タイラー・ヒーロー(マイアミ・ヒート)


「過去の試合を様々な観点で見直し、可能な限り多くのことを学んだ」とシーズン中断期間を研究に費やした効果があったのか、シーズン再開以降、ヒーローが好調だ。8月12日(同13日)のオクラホマシティ・サンダー戦でキャリアハイの30得点を叩き出すなど、シーディングゲームでは8試合に出場してチームトップの平均17.3得点を記録した。勝利時のフィールドゴール成功率が45.4%なのに対して敗戦時は38.7%と、自身の調子が結果に直結するだけに、プレイオフでもこの調子を維持し、「死ぬほど愛している」と信頼されるジミー・バトラーの期待に応えたい。


ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)


ベン・シモンズが今季残り試合欠場(左膝手術)となった今、76ersの運命はエンビードの双肩に託されたと言っても過言ではない。ポストプレイからの平均得点、得点率、フリースロー獲得率でリーグトップ(ポストプレイを平均2回以上仕掛ける選手内)と、身長213cmを誇るこのビッグマンをインサイドで止めるのはほぼ不可能だ。それだけに76ersにとっては、如何にそのスペースを作り出すかが鍵となる。エンビードとしては、今季5アシスト以上を記録した試合で9勝1敗とチームが勝ち越しているだけに、自身にマークを集めた上で、味方のシュートチャンスにつなげたい。


キャリス・ルバート(ブルックリン・ネッツ)


ケビン・デュラント、カイリー・アービング、スペンサー・ディンウィンディーら複数人の主力を欠く厳しい状況のなか、ネッツの牽引車となったのが4年目のルバートだった。もとから得点力には定評があったが、シーズン再開以降は平均25.0得点、5.0リバウンド、6.7アシストと躍動。満身創痍のチームを5勝3敗に導き、オール・シーディングゲーム・セカンドチームに選出されている。チームの地力は劣るが、今季3度の対戦で平均23.3得点、シュート成功率60.0%と個人的には相性が良いラプターズに対し、どれほどの活躍を見せられるかに注目が集まる。


マーケル・フルツ(オーランド・マジック)


1試合の平均得点がプレイオフに参加する16チーム中最下位とオフェンスに課題を抱えるマジックでは、22歳のフルツが鍵を握る。3年目にして初めてフルシーズンを戦い抜いた今季は、72試合で平均12.1得点、5.1アシスト、1.3スティールと元ドラフト1位の片鱗を随所で披露。18得点以上マークすれば、チームは7勝2敗と好成績を残した。リーグトップのディフェンシブ・レーティングを誇るバックスとの1回戦は圧倒的に劣勢だが、ペイント内を守ることに長けるバックスに対し、フルツが持ち味の切れ味鋭いドライブでチャンスを演出すると同時に、ファストブレークからイージーポイントを稼げれば、勝機は見てくるはずだ。



(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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