ネッツのケビン・デュラント、カイリー・アービングとの“共闘”決断は2019年オールスターと告白「心は決まった」
NBA Rakuten / 2020年10月3日 5時0分
ネッツ移籍が決まる5か月前のオールスターで談笑していた際に、共闘の意思は固まっていたと明かす
ケビン・デュラントとカイリー・アービングは、2019年7月にブルックリン・ネッツでチームメイトになった。ともにニューヨーク・ニックス行きが噂されていたなかで、新天地で共闘することになったが、その5か月前には同じチームに行く腹は決まっていたという。
1988年生まれのデュラントは2007年にプロキャリアをスタートさせ、1992年生まれのアービングは2011年にNBA入り。2016年のリオデジャネイロ五輪でアメリカ代表の一員と金メダル獲得に貢献したのは記憶に新しいが、交流の始まりはアービングのルーキーイヤーである2011-12シーズン、さらに遡ればナイキ・エリート・ユース・バスケットボールリーグ時代だった。
デュラントは『The Boardroom Podcast Network & Cadence13』の番組『The ETCs』で、アービングとの出会いの“初期”から、いつか一緒にプレイする話は上がっていたと明かす。
「俺とカイ(アービング)には、ナイキで働いていたジェフ・ロジャースという共通の友人がいるんだ。俺たちを陰でつないでくれた男さ。カイがNBAに入ってしばらくした頃、ジェフはある夜にテキストメッセージを送ってきた。ちょうどクリーブランドでの試合の時だった。俺は自分たち(サンダー)がウェストでナンバーワンだと思っていた。これはまだカイがスーパースターの輝きを放つ前の話だ。ジェフとカイからテキストメッセージを受け取った。(いつか一緒にプレイすることは)よくあるゲームの話だとジョークを言ったけど、カイは真剣だったよ」
そこから、デュラントは2016年にゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍してリーグ優勝2回を経験。アービングも2015-16シーズンにクリーブランド・キャバリアーズでレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)とともに頂点に立ち、2017年にボストン・セルティックスへ移籍したが、2人の中で決定打となったのが2019年2月にシャーロットで開催されたNBAオールスターだったという。
ホーネッツの本拠地スペクトラム・センターの通路で話し込む2人の姿が捉えられ、メディアはフリーエージェントになった際の話をしているのではないかと勘繰った。アービングは当時「友人同士の会話さ」と交わしたが、デュラントによればこの時に腹は決まっていたという。
「オールスターゲームのアリーナの通路で俺たちを捉えた映像、あの時、俺たちの心は決まった。チームは分からないけど、どこかで一緒にプレイするってね」
その後、2人は毎日のように話し合い、ゲーム以外で何をしたいか、家族が誰に会いたいかなどを考慮したうえで、噂されたニックスではなく、ネッツでのプレイを選んだ。
移籍1年目はデュラントが全休、アービングも右肩の故障で長期離脱となり、共闘はなし。それでも来たる2020-21シーズンは2人とも健康体でプレイできる見込みだとされており、スティーブ・ナッシュ新HC(ヘッドコーチ)の下でどんなケミストリーを見せるのか、期待は高まる。
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