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セルティックスGM、司令塔ケンバ・ウォーカーの“満身創痍”を代弁「明らかに本来の姿ではなかった」

NBA Rakuten / 2020年10月3日 5時0分

左膝に不安を抱えながらプレイオフで平均19.6点を記録「彼から言い訳を聞いたことはない」


ボストン・セルティックスのダニー・エインジGM(ゼネラルマネージャー)が10月1日(日本時間2日)、シーズン終了会見を実施。左膝に不安を抱えながら最後まで戦った司令塔ケンバ・ウォーカーは、“本来の姿”ではなかったと見解を述べた。

ウォーカーは今季、リーグ中断前のラスト10試合のうち、6試合を左膝痛で欠場。自粛期間が明け、練習施設が解放された6月の自主トレーニング中に再び左膝に違和感を覚え、バブル(隔離地域)でのシーズン再開まで負荷をセーブしながら調整していた。


シーディングゲームこそ2試合休んだが、ポストシーズンは全17試合に先発出場。平均19.6得点、4.1リバウンド、5.1アシストとリーダーとしてチームを牽引し、自身初のプレイオフ1回戦突破を果たすだけでなく、カンファレンス決勝まで駒を進めた。

マイアミ・ヒートとのカンファレンス決勝に敗れてNBAファイナル進出は叶わなかったなか、エインジGMはシーズン終了会見でウォーカーついて言及。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者がコメントを紹介している。

「私はバブルの中にはいなかった。でも、チームがバブル入りする前に、彼がボストンにいた時、彼は練習環境が限られるなかでもトレーニングしていた。プレイオフに備えて準備していたけど、彼は明らかに本来の姿ではなかった。ケンバは怪我のことを自分からは言いたくないんだ。コーチにも、メディアにも、私にもね。これまで彼から言い訳を聞いたことはない。でも、試合を見ていて、勝った時や良いプレイをしている時でさえ、10~12月のコンディションとは同じじゃないことは一目瞭然だった」

ただ、今季のセルティックスはウォーカーに依存したチームではなく、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、ゴードン・ヘイワード、マーカス・スマートなどそれぞれが補完し合い、総合力で快進撃を見せた。エインジGMも若手の成長を含めて、チームのポテンシャルを感じたという。

「ケンバはベストの状態じゃないのにプレイオフで平均19~20得点を挙げた。本来の姿ではなかったけど、素晴らしいリーダーであり、素晴らしいチームメイト、素晴らしい人間だ。そして、ジェイレン(ブラウン)とジェイソン(テイタム)も特別。マーカス(スマート)も大きな役割を果たした。ケンバとゴードン(ヘイワード)が健康な状態であれば、我々がどれだけ良いチームか分かった」

2007-08シーズン以来となるリーグ優勝は叶わなかったが、来シーズンのセルティックスも要注目チームとなるのは間違いなさそうだ。


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