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「自分が問題だったのか?」デマー・デローザンが2019年にラプターズが優勝した時の心境を告白

NBA Rakuten / 2020年10月11日 5時0分

「辛かった」と移籍を回顧


サンアントニオ・スパーズのデマー・デローザンが、古巣トロント・ラプターズが優勝した当時の心境を告白した。

デローザンは、2009年のNBAドラフト1巡目全体9位指名でラプターズに入団し、2年目には平均17.6得点を記録するなどエースに成長。入団から9シーズンにわたってチームを支えたが、2018年のオフにカワイ・レナードとのトレードでスパーズに移籍すると、その直後の2019年にラプターズがフランチャイズ初の優勝を果たした。

ニューオーリンズ・ペリカンズのJJ・レディックがホストを務めるポッドキャスト『The Old Man and The Three』に出演した際、デローザンは自身が去った直後に古巣が優勝するという複雑な当時の心境を振り返っている。


「辛かったことに間違いはない。僕はラプターズで9年間プレイして、あらゆることを経験した。不可能と言われた様々なことをチームとして達成したんだ。僕たちは、ラプターズで勝利のプログラムを築き上げようとした。個人的にも、僕はラプターズ時代にオールスターのスターターに選出され、トロントで初開催されたNBAオールスターでプレイし、プレイオフにも進出し、あらゆる賞を受賞した。僕は、全てが正しい方向に進んでいると思っていた」

「ただ、1人の男(レブロン・ジェームズ)によって阻まれた。そして僕が去った直後にラプターズは優勝した。それは僕にとっては間違いなく辛い出来事だった。特に、自分たち(スパーズ)がプレイオフで敗退した後に、彼らが勝つのを見ていたら『自分が問題だったのか?』という気持ちになった」

ラプターズのカイル・ラウリーとは兄弟のように親しく、2016年にチームと延長契約を結んだ際には“I am Toronto.”と語って球団への愛情を表現したデローザン。それだけに移籍、そして古巣の優勝には大きく傷ついたようだ。

デローザン自身はスパーズ移籍後にオールラウンダーとしてさらに成長を遂げ、今季はリーグで2人しか達成していない平均20得点、5リバウンド、5アシスト、FG成功率50%をクリア(22.1得点、5.5リバウンド、5.6アシスト、FG成功率53.1%)した。来季の契約はプレイヤーオプションとなっており、本人の決断次第では今季終了後にフリーエージェントになることができる。


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(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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