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76ersのドック・リバース新HC、“払い過ぎ”と評されるトバイアス・ハリスを有効活用できるか

NBA Rakuten / 2020年10月20日 13時45分

クリッパーズ時代に指導したリバースHCは、リーグ5位の高額年俸を受け取るハリスを上手く使いこなせるか


フィラデルフィア・76ersはドック・リバースHC(ヘッドコーチ)を迎え、今プレイオフ1回戦負けからの巻き返しを新シーズンに誓う。今季存在感が薄くなっていたトバイアス・ハリスを有効活用できるか、『Forbes』のブライアン・トポレク記者が注目している。

ハリスは2019年2月にロサンゼルス・クリッパーズからトレードで加入。2018-19シーズン終了後に完全FA(フリーエージェント)となり、5年総額1億8000万ドル(約190億円)で76ersと再契約を結んだ。

今季は72試合に出場して、ジョエル・エンビードに次ぐチーム3位の平均19.6得点、6.9リバウンド、3.2アシスト、3ポイント成功率36.7%を記録。しかし、4連敗で敗退となったボストン・セルティックスとのプレイオフ1回戦では平均15.8得点、シュート成功率38.3%と苦しみ、ポール・ジョージやカワイ・レナード(ともにクリッパーズ)らスーパースターと同等の高額年俸を受け取る選手としては役目を果たせなかった。

トポレク記者は、「76ersが昨夏にトバイアス・ハリスと5年総額1億8000万ドルの契約を結んだ時、明らかに払い過ぎだと見られた。そして、契約1年目に、ハリスはそれらの声を鎮めるために何もできなかった」と言及。そのうえで、クリッパーズでハリスを指導し、キャリアハイの成績を引き出したリバースHCの手腕が鍵を握るとした。

ハリスはクリッパーズで計87試合に出場して平均20.3得点、シュート成功率48.7%、3ポイント成功率42.6%と好成績をマーク。リバースHCは就任会見で「トバイアスは複数のポジションでプレイできる選手。サイズのある3番(スモールフォワード)、速い4番(パワーフォワード)だ。彼のシュートが好きだし、素晴らしいドライブも持っている」と話すとともに、ピック&ロールの活用も示唆している。

エンビードとベン・シモンズの二枚看板と上手く噛み合わなかったハリスだが、リバースHCとの師弟関係復活で名誉挽回となるだろうか。



(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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