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シャキール・オニール、1時間で100万ドル散財の“浪費癖”を改善した背景に大先輩マジック・ジョンソンの金言あり

NBA Rakuten / 2020年10月28日 5時0分

若手時代に後先考えずに散在するも、マジックからアドバイスを受けてビジネスも学習


世界最高峰のNBAでプレイするトップクラスの選手たちは、億を超える年俸を稼ぎ、華やかな生活を送っている例も多い。殿堂入りを果たしている怪物センターのシャキール・オニールもその1人だが、NBAレジェンドのマジック・ジョンソンからアドバイスを受け、“浪費癖”を改めたという。『CNBC』のジェイド・シピオーニ記者が伝えている。

シャックは1992年にドラフト1巡目全体1位指名を受け、オーランド・マジックと推定総額4000万ドル(約42億円)の契約を結んだ。新人王を獲得するなど旋風を巻き起こし、1996年に移籍したロサンゼルス・レイカーズではコービー・ブライアントとの強力デュオで3連覇も達成。2006年にマイアミ・ヒートでもリーグタイトルを手にするなど、栄光に満ちたNBAキャリアを送った。

現在4億ドル(約420億円)の純資産を持つと言われるシャックだが、『Black Entrepreneurs Day』のトークイベントで、キャリア当初は後先を考えずに浪費していたことを告白。高級な宝石や、父親と自分にお揃いのベンツを購入し、最初の給料のうち100万ドル(約1億500万円)をわずか1時間で散財したという。

「俺は(お金に関する)知識を持っていなかった。100万ドルを持っていたが、あってないようなものだった。FICA(社会保障税)、州税、所得税について知らなかった」

しかし、キャリア5年目に完全FA(フリーエージェント)でレイカーズに加入した際、フランチャイズOBで、NBA史に名を刻むスーパースターのマジック・ジョンソンからアドバイスを受けたと振り返る。

「LAでマジック(ジョンソン)に言われたんだ。『シャック、有名になるのはいいが、いずれ自分でビジネスを始めたいと思うだろう』」

シャックは2011年にNBAの舞台を退いたが、解説者を務める傍ら、レストランのフランチャイズ経営、フィットネスジム、自身のブランド製品、『パパ・ジョンズ・ピザ』や『カーニバルクルーズライン』とのパートナーシップ契約など、ビジネスマンとしても活躍。様々な投資やエンドースメント契約で選手時代よりも多い収入を得ているという。

「俺はいまだに学んでいる。(ビジネスリアリティ番組の)『シャーク・タンク』を見ている。質問するのが好きなんだ」

破天荒な行動や歯に衣着せぬ物言いで知られるシャックだが、節度を保った生活を送れた背景には大先輩からのアドバイスがあったようだ。



(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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