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ステフォン・マーブリー、批判殺到中のカイリー・アービングを擁護「最も現実的な人間で、驚異的なPGの1人」

NBA Rakuten / 2020年11月2日 10時0分

現役時代に攻撃的PGとして活躍したマーブリーはアンチを非難「誹謗中傷しながら、人の名声やキャラクターを傷つける」


ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは、ポイントガード(PG)として現役トップクラスの実力を誇る一方で、歯に衣着せぬ物言いで“ヒール役”のイメージが定着している。今オフにもアンチが急増しているなか、アレン・アイバーソンやコービー・ブライアントと同じ1996年ドラフト組として名を馳せたステフォン・マーブリー(現・北京ロイヤルファイターズ・ヘッドコーチ)が擁護している。

2011年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたアービングは、新人王を獲得するなど瞬く間にスターの階段を駆け上がり、これまでのキャリア9年間でオールスターに計6回出場。2015-16シーズンのNBAファイナル第7戦では、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)もいるなかで第4クォーター残り53秒に決勝3ポイントを沈め、クリーブランド・キャバリアーズをファイナル史上初となる1勝3敗からの逆転優勝へ導いた。

誰もが認めるスキルと実力を誇る一方で、過去には自分が絶対的な柱となるためにチームにトレードを要求して非難が殺到。今オフにも「これまでプレイしたチームでは、自分がベストオプションだと考えていた」「俺たちにはヘッドコーチはいないようなものだと思う」と発言し、同僚ケビン・デュラントとともに矢面に立つシーンが増えている。

そのなかで、ネッツOBで現役時代に同じ攻撃的PGとして鳴らしたマーブリーは、自身のインスタグラムでアービングを擁護している。

「発言力、周囲からのリスペクト、そして数百万ドル(数億円)・数億ドル(数百億円)を稼ぐ能力を備えた黒人男性に、自分の概念を押し付ける連中は常にいる。カイリーは地球上で最も現実的な人間、最も驚異的なPGの1人だ。彼のことを非難する連中とは考え方が違う。カイリーは俺たちが今まで見たことがないものをコート上で見せてきた。彼はチャンピオンで、仮に今後もう1回優勝できなくても、ほとんどの選手よりも多くのことを成し遂げている。世間が彼のことを問題視しているのは、カイリーの謎を解読できないからだ。そういう連中を見てみろよ。誹謗中傷しながら、人の名声やキャラクターを傷つけるんだ」

マーブリーがアービングを称賛するのはこれが初めてではなく、今年8月にも『heavy.com』で「カイリーは間違いなく本物だ。コート上のパフォーマンスだけじゃなく、コート外でも自分の意見を持っている。周囲の状況に調和する感覚を持っている。つまり、思い付きで発言しているわけじゃない。この世の中で実際に何が起きているのかを感じ取って話しているんだ」と一目置くコメントをしていた。

ネッツ移籍1年目の2019-20シーズンは、右肩の故障もあって20試合の出場に終わったアービング。新シーズンに自らのプレイで急落している評判を取り戻したいところだ。



(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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