八村塁と渡邊雄太、2度目の直接マッチアップは実現なるか【2月11日(木)午前9時:ラプターズ対ウィザーズ】
NBA Rakuten / 2021年2月10日 11時45分
ウィザーズ対ラプターズ戦を徹底プレビュー
日本時間2月11日(現地10日)の午前9時、キャピタルワン・アリーナでトロント・ラプターズとワシントン・ウィザーズが対戦する。2度目となる八村塁(ウィザーズ)と渡邊雄太(ラプターズ)の直接マッチアップは実現なるか。「NBA Rakuten」ではこの“2.11”を、チームの近況を踏まえつつ徹底プレビューする(成績は9日現在)。
ビール&ウェストブルックの活躍がカギ
6試合連続試合延期、その間は練習に参加できる選手も限られるという試練もあって1月は3勝8敗と苦しんだウィザーズだが、少しずつ改善の兆しが見えつつある。2月以降はブルックリン・ネッツとの点の取り合いを制し、昨季ファイナリストのマイアミ・ヒートとの接戦で勝ち切るなど、3勝3敗で勝率5割を維持している。
直近の試合となる2月9日(同8日)のシカゴ・ブルズ戦は、今季初めて先発で起用されたダービス・ベルターンスが4本の3ポイントを沈めて勝利に貢献。チームの3ポイント成功率は34.6%でリーグ下位に沈んでいるだけに、オフェンスにおける貴重なオプションとしてさらなる活躍が期待されている。
チームを牽引するのはブラッドリー・ビールだ。リーグトップの平均33.3点をマークするなど、圧倒的な得点力が持ち味だ。高精度のジャンプシュート、果敢なアタックとあらゆる手段で得点を奪い、1月7日(6日)のフィラデルフィア・76ers戦では60点を叩き出している。さらに、司令塔のラッセル・ウェストブルックもオールラウンドなプレイでチームを支える。このバックコートデュオの破壊力はリーグ随一。2人のパフォーマンスが命運を左右すると言っても過言ではない。
もちろん、キャリア初のラプターズ戦に挑む八村塁も注目だ。自身の23歳の誕生日に行なわれた先のブルズ戦では、19得点、10リバウンドと今季初のダブルダブルを達成。得点はエースのブラッドリー・ビール(35点)に次ぐチーム2位だった。守っても身体を張ったディフェンスでチームを鼓舞するなど、攻守両面で存在感を発揮している。
イースト14位に沈むウィザーズに対し、同じカンファレンスで渡邊が在籍するラプターズはプレイオフ圏内の8位。「雄太さんも頑張っている」と仲間を称えつつも、「負けられない一戦。しっかり集中してやっていきたい」と気を引き締めた。
ラプターズは自慢の攻撃力がさらにアップ
開幕ダッシュに失敗したラプターズだったが、直近5戦で4勝と調子を上げてきている。100ポゼッションあたりの得点を示すオフェンシブ・レーティングは元々リーグ7位の113.2点だったが、直近5戦に限ればリーグ2位の123.5点に増加。2月9日(8日)のメンフィス・グリズリーズ戦ではパスカル・シアカムとフレッド・バンブリートがともに32点をマークするなど、自慢の破壊力を見せつけた。
ラプターズはバンブリート(20.7点)、シアカム(20.2点)、カイル・ラウリー(17.0点)、ノーマン・パウエル(15.8点)、OG・アヌノビー(14.6点/欠場中)、クリス・ブーシェイ(13.8点)と、6人が平均13点以上を記録しているように、バランスのいいオフェンスが特徴だ。3ポイント成功率もリーグ5位の38.4%を記録。なお、コーナーから狙うことの多い渡邊は今季28本中12本沈めて、42.9%と高確率を残している。
チームのキーマンはバンブリートだ。平均得点は昨季から3.1も増加。2月3日(同2日)のオーランド・マジック戦では、キャリアハイの54点を叩き出した。局面でも攻めの姿勢を崩さない26歳が、ウェストブルック&ビールを相手にどのようなパフォーマンスを披露するのか。
そのバンブリートと同じ26歳の渡邊は、限られた出場時間の中でリバウンドとディフェンスで多大な貢献をしている。20分前後出場していた1月後半と比較して、2月序盤は出番が減っていたが、昨季まで所属した先のグリズリーズ戦では16分出場。自己最多タイの7リバウンド、さらに試合に出場していた時の得失点差を示す+/-(プラスマイナス)も+12と、コートに立ちさえすればチームに貢献できることを示している。ディフェンスのキーマンとして認知されているだけに、ウィザーズの得点源の1人である八村とのマッチアップが実現しても、何ら不思議ではない。
2019年12月15日(同14日)以来となる八村と渡邊の直接対決はもちろん、同じカンファレンスに属し、調子を上げつつあるチーム同士の戦いという点でも面白い試合となるはずだ。
ラプターズ対ウィザーズ 試合情報
■日時:2021年2月11日(木)午前9時
■会場:キャピタルワン・アリーナ
■通算対戦戦績:ラプターズ54勝・ウィザーズ37勝(直近25試合はラプターズが21勝かつ7連勝中)
■ウィザーズ予想スターター:ラッセル・ウェストブルック、ブラッドリー・ビール、八村塁、ダービス・ベルターンス、アレックス・レン
■ラプターズ予想スターター:カイル・ラウリー、フレッド・バンブリート、パスカル・シアカム、ノーマン・パウエル、アーロン・ベインズ
■対ラプターズ戦歴代最高得点者:ジュワン・ハワード(42点:1996年4月19日)
■対ウィザーズ戦歴代最高得点者:パスカル・シアカム(44点:2019年2月13日)
(C)2021 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.
この記事に関連するニュース
-
レイカーズ八村塁がプレシーズンで15得点 開幕へ仕上がり順調
KNB北日本放送 / 2024年10月16日 19時12分
-
八村塁 3P&豪快ダンク!今季プレシーズン最多15得点9Rとほぼダブルダブルも…レイカーズは敗戦
スポニチアネックス / 2024年10月16日 13時17分
-
河村勇輝、約25分出場で10得点、最多7A 3P3本成功&超絶パス連発 プレシーズンマッチ4戦目も猛アピール
スポーツ報知 / 2024年10月15日 10時33分
-
八村塁 前半から豪快ダンク連発!14得点5Rの躍動、レイカーズは逆転でプレシーズン初勝利
スポニチアネックス / 2024年10月11日 11時25分
-
八村塁 3P1本含む13得点!レブロン&ブロニーNBA史上初親子共演も…レイカーズはプレシーズン連敗
スポニチアネックス / 2024年10月7日 12時57分
ランキング
-
1大谷翔平の走塁ミスをロバーツ監督が非難 異例の苦言に米メディア騒然
東スポWEB / 2024年10月19日 10時45分
-
2最下位の鳥栖、J2降格が決定 2012年に昇格後初めて…監督交代、主力移籍“草刈り場”の苦境1年
FOOTBALL ZONE / 2024年10月19日 17時4分
-
3珍しい大谷翔平への“苦言”「言い訳できない」 指揮官は試合前絶賛も…常勝軍団の洗礼
Full-Count / 2024年10月19日 11時22分
-
4ゴールまであと10mで悲劇「見ていて辛く」「涙が出てしまい…」X悲痛 箱根駅伝予選会、東海大は落選
THE ANSWER / 2024年10月19日 18時40分
-
5巨人 35歳・坂本が見せた魂のヘッスラ2連発で待望1勝 流れは確実に変わった!
スポニチアネックス / 2024年10月19日 20時59分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください