ラプターズの渡邊雄太がシーズン最後の会見に登場「最高に楽しい1シーズンだった」
NBA Rakuten / 2021年5月19日 11時35分
キャリア最高のシーズンとなった2020-21シーズンを振り返る
5月18日、トロント・ラプターズの渡邊雄太が2020-21シーズン最後の記者会見に登場した。50試合で平均14.5分、4.4得点、3.2リバウンド、0.8アシスト、3ポイント成功率40.0%を記録した渡邊が、キャリア最高のシーズンを振り返った。
――ニック・ナースHC(ヘッドコーチ)は、本契約を勝ち取ったの渡邊選手の今季の活躍を「Deserving(値する)」と言っていたんですが、ご自身で今季を一言で表すならその言葉は何になりますか?
本当に中身の濃いシーズンだったので一言で言うのは難しいんですけど、とにかく楽しいシーズンでしたね。思ったよりチームは勝てなかったですし、違う街(今季ラプターズはフロリダ州タンパを本拠地とした)にいたり、コロナのプロトコルでいろんな選手が途中でプレイできなくなったり、しんどい状況はたくさん今シーズンあったんですけど、チームは一つにまとまって同じゴールを目指してやっていました。僕自身もいろんな波があったというか、大変なシーズンではあったんですけど、今思い返すと本当に中身の濃い、最高に楽しい1シーズンだったなと思います。
――今季はどういった部分が最も辛かったですか?
オールスター明けくらいだと思うんですけど、自分自身も上手くいかずにプレイタイムも減ってきて、チームも勝てない状況がしばらく続いた時期があって、その時は一番しんどかったですね。自分も勝ちにこだわりたいですし、自分がコートに立ってチームの勝ちを手助けできるようなプレイをしたいというなかで、そのどっちもできていないという状況があの時期はあったので、そこが一番しんどい時期だった感と思いますね。
――チームとして逆境のシーズンとなったなかで、ベテラン選手の対応の仕方を見て学んだことはありますか?
カイル(ラウリー)だとか、フレッド(バンブリート)だとか、彼らは素晴らしいリーダーだと思います。負けがかさんでくるとどうしても雰囲気が悪くなってしまうなかで、彼らは先頭に立って僕たちを引っ張っていってくれたので、彼らのリーダーシップっていうのは見習わないといけないと思いました。今まで勝っているチームにいて2人とも大変だったと思うんですけど、それでも先頭に立って引っ張る姿は、僕自身が今後長いキャリアを積んでいくためにはああいう姿勢も必要になってくると思うので、彼らの姿勢を間近で1年間見れたっていうのは自分にとって大きな収穫でした。
――試合終盤にプレイできる選手になりたいと過去に話していましたが、その時間帯でプレイするために、渡邊選手個人としてはどんなことをする必要があると思いますか?
波がある選手ってそういう時間帯で使われにくいというか、コーチも勝負所で信用ができないと思うので、そこが自分の今シーズンの課題でした。波の大きいシーズンだと思ったので、そこをしっかり改善して常に一定のレベルでプレイができれば終盤でも十分使われると思います。だから、波をもっと減らして、もっと高いレベルを最低レベルとしてキープしながらやっていくのが、今後自分がそういったプレイヤーになっていくために必要なことかなと思います。
――課題だった3ポイントに関しては、自信が揺らがずに打ち続けることができるメンタルが確立できたと思いますか?
そういう精神面の部分は大きく関わっているなと思います。大学の4年間、Gリーグの2シーズンとかでもシーズン通して40%で(3ポイント)を決められたシーズンはなかったと思うので、今シーズンが初めて40%をキープできたシーズンだったんですけど、それでも一時期確率が下がっている時期もありました。試投数も90本くらいですかね。その40%なんで、もっともっと数を増やしていくなかで、次はもっと高い確率を目指したいと思っています。試投数を増やし高い確率で決めるっていうのが勝負所で使ってもらえる、勝ちに繋がる選手になっていくと思うので、これに満足せずに、自分ももっとできると思うので、シュート力は磨いていきたいなと思います。
――昨日は1日ゆっくりする時間があったと思うのですが、改めて今季を振り返るとどんなシーズンでしたか?
昨日は1日中ぼーっと今シーズンのことを振り返っていたら、いつの間にか夜になっていたみたいな感じでした。まず11月の末ぐらいですかね。LAであったミニキャンプから始まって、そこからトレーニングキャンプに結びつけて、そこでいい時間を過ごして2ウェイ(契約)に結びつけて、最終的に本契約をもらってという、短い6か月くらいのシーズンのなかで、かなりいろんな動きがあったシーズンだったなと思っています。相当中身の濃い1シーズンで、僕自身メンタル的にも、プレイヤーとしての技術的にも一番成長できた1年だったんじゃないかなと。当然もっと勝ちたかったというのはあるんですけど、それ以上に収穫が大きかったなと昨日はずっと思っていました。
――右足首の状態はどうですか? あと日本代表に合流する予定を教えていただけますか?
足首はそこまで悪くないというか、そんなに心配することではないです。少し休みをもらえば痛みは引くかなと思っています。帰国はまだ正直どのタイミングになるかは分かっていないですし、日本代表ともこれからしっかり話します。NBAのルールとかもあって、合流のタイミングが日本にいる選手とかよりも遅れるので、これから日本代表のスタッフの方達と決められたらなと思っています。
(C)2021 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.
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