1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

データで見るウェスタン・カンファレンスのプレイイン・トーナメント

NBA Rakuten / 2021年5月19日 17時55分

4チームの攻守における特徴をスタッツを用いて紹介


日本時間5月19日(現地18日)より、東西各カンファレンスのプレイオフ第7・8シードを決めるプレイイン・トーナメントが始まった。

20日(同19日)にはウェストのロサンゼルス・レイカーズ(ウェスト7位)とゴールデンステイト・ウォリアーズ(同8位)、メンフィス・グリズリーズ(同9位)とサンアントニオ・スパーズ(同10位)が対戦する。この2試合を前に、それぞれ4チームの今季における特徴を『NBA.com』のジョン・シューマン記者がスタッツをもとに紹介している。


ロサンゼルス・レイカーズ


■オフェンス
①昨季リーグ11位(111.7)だったオフェンシブ・レーティングが、今季は24位(109.8)まで落ち込んだ。1.9得点の減少はリーグ4番目に多い減少数だった。

②3ポイントのキャッチ&シュート率は79%でリーグ最高。しかし、プルアップジャンパーのエフェクティブFG成功率(EFG%:3ポイントシュートの付加価値を加味したFG成功率)は、40.5%で最下位だった。

③オフェンスでの平均スピードはリーグで最も遅い時速6.8km。チームの平均パス数は5位だが、選手の平均総移動距離は最下位だった。

■ディフェンス
①1999-00シーズン以降で、初めてディフェンシブ・レーティングでトップに君臨。レブロン・ジェームズが所属したチームとしても初めてのこと。

②被EFG%(5位)、被フリースロー試投率(11位)、ターンオーバー誘発率(4位)、被オフェンシブ・リバウンド率(7位)の4項目すべてでのトップ10入りを惜しくも逃した。達成していれば、2016-17シーズンのスパーズ以来のことだった。

③トランジションの1ポゼッションあたりの平均失点はリーグで最も少ない1.04で、昨季の1.10(13位)から改善。


ゴールデンステイト・ウォリアーズ


■オフェンス
①オフェンシブ・レーティングは最下位だった昨季の104.4から、110.5(20位)にアップ。昨季からの増加数(6.1)はリーグ3位。

②67.0%を記録したアシスト率はリーグ3位。平均セカンダリーアシスト数(アシストの前のパス)はリーグトップ(4.5)で、1回のボールタッチにおける平均ボール保持時間はリーグ最短(2.73)と球離れが良かった。

③3ポイント成功率はキャッチ&シュートが38.0%(13位)で、プルアップが37.4%(2位)。キャッチ&シュートとプルアップの成功率の差が最も少ないチームだった。

■ディフェンス
①昨季はディフェンシブ・レーティングがリーグ26位(113.0)だったが、今季は4位(109.4)。その減少数はリーグ2位だった。

②ペイント内の被FG%(56.4%/4位)とペイント外の被EFG%(50.0%/5位)の両方でトップ5入り。ウォリアーズ以外に両項目でトップ5入りしているのは、ユタ・ジャズとニューヨーク・ニックスのみ。

③クラッチシチュエーション(第4クォーター、または延長残り5分、5点差以内の状況)におけるディフェンシブ・レーティングは28位(119.8)と低迷。


メンフィス・グリズリーズ


■オフェンス
①ファストブレイク(17.3)、ペイント内(55.8)、セカンドチャンス(15.0)の平均得点はそれぞれリーグ1位。3項目すべてでトップ3入りしているのは、グリズリーズ以外ではニューオーリンズ・ペリカンズのみ。

②ペイント内でのシュート試投率は56%でリーグトップだが、フリースロー試投率は25位(23.2%)だった。

③放った3ポイントシュートの94%がオープン(ディンフェンダーが約1.2m以上離れている時)の状態からで、この数値はリーグで最も高かった。

■ディフェンス
①今季はリーグ最高の守備パフォーマンスを2試合で披露。5月1日(同4月30日)のオーランド・マジック戦では100ポゼッションで75失点、3月1日(同2月28日)のヒューストン・ロケッツ戦では110ポゼッションで84失点(ディフェンシブ・レーティング 76.4)に抑えた。

②ジャ・モラントとディアンソニー・メルトンが同時出場した合計453分では、ネットレーティング(100ポゼッションあたりの得失点差)で12.6を記録。しかし、モラントだけの時は守備が悪くなり、メルトンだけの時は得点力が落ちてネットレーティングがほぼ0となる。

③ルーキーと2年目選手が、チームの合計出場時間の40%をプレイ。この数値はリーグで3番目の高さ。


サンアントニオ・スパーズ


■オフェンス
①アシスト/ターンオーバー率はリーグ2位(2.14)。ターンオーバーが計上されるようになった過去44シーズンでは史上4位の数字。

②3ポイント試投率はリーグで最も低い31.4%。2ポイントのプルアップジャンパーの平均試投数は、リーグトップの20.5本で、その成功率は5位の44.8%だった。

③クラッチシチュエーションでの3ポイント成功率はリーグ29位(23.6%)だが、同状況下でのフリースロー成功率は3位(85.0%)。

■ディフェンス
①3年連続でディフェンシブ・レーティングはリーグ平均以下。それ以前は21シーズン連続で平均以上だった。

②第2クォーターにおけるディフェンシブ・レーティング(101.1)は、他チームが記録したどのクォーターの数値よりも良かった。対して第3クォーターの数値(119.4)は、他チーム含めた全クォーターの中で2番目に悪かった。

③オールスター前はディフェンシブ・レーティングがリーグ9位(109.7)だったが、その後は24位(114.0)と悪化した。



(C)2021 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください