プレイオフ出場全16チーム、ポストシーズンの鍵を握る「最大のXファクター」は?
NBA Rakuten / 2021年5月22日 13時50分
ポストシーズンのキーマンを『CBSスポーツ』のヘニンガー記者が選出
2020-21シーズンのプレイオフに進出する全16チームが、日本時間5月22日(現地21日)に決まった。『CBSスポーツ』のコリン・ウォード=ヘニンガー記者は、「各チームの最大のXファクター」と題して、ポストシーズンのキーマンに着目している。
<イースタン・カンファレンス>
第1シード:フィラデルフィア・76ers/セス・カリー
第8シード:ワシントン・ウィザーズ/ダニエル・ギャフォード
シクサーズはジョエル・エンビード、ベン・シモンズ、トバイアス・ハリス、ダニー・グリーンと堅実な選手がいるなか、5人目のスターターは他の選手よりも波がある。カリーは攻撃に外の選択肢を増やしたが、ベンチに座っている時間帯にチームは苦労している。勝利した試合では平均14.3得点、3ポイント成功率50.5%なのに対し、負けた試合では平均8.4得点、3ポイント成功率33%まで低下している。一方、ウィザーズのギャフォードはトレードで加入して以来、36分換算で平均20.6得点、11.3リバウンド、3.6ブロックを記録。アレックス・レン、ロビン・ロペスとともに、センターローテーションの重要部分を担う。
第2シード:ブルックルリン・ネッツ/ブレイク・グリフィン
第7シード:ボストン・セルティックス/ロバート・ウィリアムズ三世
ネッツではこれまで控えめのグリフィンだが、対戦相手はいつ20得点以上の試合が来るか恐れることになる。プレイメイクや3ポイントでも選択肢を提供している。セルティックスはジェイレン・ブラウンが左手首の負傷で今季終了。ジェイソン・テイタムやケンバ・ウォーカーの奮起は不可欠だが、センターのウィリアムズ三世が挙げられている。
第3シード:ミルウォーキー・バックス/ボビー・ポーティス
第6シード:マイアミ・ヒート/ゴラン・ドラギッチ
ポーティスの攻撃の貢献度はバックスに大きな違いをもたらす可能性があるとして、候補に浮上。昨季ファイナルで、ヒートはドラギッチ欠場の影響が大きかった。ジミー・バトラーとの相性もいいため、鍵を握る存在なのは間違いない。
第4シード:ニューヨーク・ニックス/アレック・バークス
第5シード:アトランタ・ホークス/ディアンドレ・ハンター
ニックスのバークスは3ポイント成功率41.5%を記録し、ジュリアス・ランドルとデリック・ローズがいない時は、ショトクリエイターにもなれる。一方のハンターは、今年2月に膝の手術を受ける前まではMIP(最も成長した選手)候補の活躍を見せていた。
<ウェスタン・カンファレンス>
第1シード:ユタ・ジャズ/ジョーダン・クラークソン
第8シード:メンフィス・グリズリーズ/ディアンソニー・メルトン
クラークソンは20得点以上を挙げた時は18勝6敗、逆に13得点以下では8勝9敗。「ジャズのプレイオフの鍵を握るのはクラークソンしかいない」と分析されている。グリズリーズからは、プレイオフでは3&Dプレイヤーが重要という観点から、メルトンの名前が挙がった。
第2シード:フェニックス・サンズ/ジェイ・クラウダー
第7シード:ロサンゼルス・レイカーズ/アレックス・カルーソ
サンズのクラウダーはレブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスのマーカーとして期待。レイカーズにおいては、ジェームズとデイビス以外はXファクターと言えるが、攻守の能力を考えると大きな影響を与える可能性があるとして、カルーソがノミネートされた。
第3シード:デンバー・ナゲッツ/アーロン・ゴードン
第6シード:ポートランド・トレイルブレイザーズ/カーメロ・アンソニー
ナゲッツはジャマール・マレーの離脱で、マイケル・ポーターJr.をXファクターと呼べない。そのなかでは、ゴードンにブレイザーズを抑える守備での役割が求められる。ブレイザーズのアンソニーは、キャリア最高の3ポイント成功率40.9%を記録しており、ナゲッツ相手に長距離砲が火を噴くかもしれない。
第4シード:ロサンゼルス・クリッパーズ/ラジョン・ロンド
第5シード:ダラス・マーベリックス/ジェイレン・ブランソン
クリッパーズのロンドは攻撃を安定させる役、マーベリックスのブランソンはルカ・ドンチッチが休んでいる際のパフォーマンスリーダー役への期待が込められての選出となった。
(C)2021 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.
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