マーベリックスのルカ・ドンチッチ、MVPの最終候補から漏れるも「目標は優勝」

クリッパーズ相手のプレイオフ1回戦初戦ではトリプルダブルを記録

日本時間5月23日（現地22日）、ウェスト第5シードのダラス・マーベリックスは、第4シードのロサンゼルス・クリッパーズとのプレイオフ1回戦初戦に113-103で勝利した。マーベリックスは、試合最多の31得点、10リバウンド、11アシストとトリプルダブルを記録したルカ・ドンチッチの活躍が光った。

今季66試合で平均27.7得点、8.0リバウンド、8.6アシストと圧巻の成績を残しながらも、先週発表されたシーズンMVPの最終候補から名前が漏れたドンチッチ。そのことがモチベーションとなっているかと試合後のインタビューで聞かれると、目標は個人タイトルではなく優勝だと答えた。

「MVPのことは全く気にしていないよ。このリーグには素晴らしい選手がたくさんいる。重要なのは優勝。それが僕らが目指しているゴールだよ」

ドンチッチがプレイオフで30得点以上のトリプルダブルを達成したのは2度目。『ESPN Stats & Info』によれば、ドンチッチと同じ年齢（22歳）で同記録をクリアしているのは、レブロン・ジェームズ（ロサンゼルス・レイカーズ）とカリーム・アブドゥル・ジャバー（元ロサンゼルス・レイカーズほか）のみだという。

プレイオフでも変わらずに存在感を発揮するドンチッチの強心臓ぶりを、リック・カーライルHC（ヘッドコーチ）は「彼が輝く時期だ」と称賛。ドンチッチ本人も「初めてのプレイオフは素晴らしい経験となったし、楽しかった。その楽しさを忘れていたよ」と冗談交じりに語った。

昨季は1回戦でクリッパーズに2勝4敗で敗れたが、ドンチッチを軸にマーベリックスはリベンジを果たせるか。シリーズ第2戦は、26日（同25日）に開催される。

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