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名手マジック・ジョンソン、36歳レブロン・ジェームズのSF再転向を提言「いったい彼はいつ休むんだい?」

NBA Rakuten / 2021年6月27日 8時40分

ジェームズをPGの役割から解放し、デイビスにはセンターとしての奮起をすべきと主張


ロサンゼルス・レイカーズは、今季のプレイオフ1回戦で好調フェニックス・サンズにシリーズ成績2勝4敗と屈し、リーグ2連覇を逃した。来シーズンは王座奪還を目指す戦いとなるが、フランチャイズのレジェンドで元球団社長のマジック・ジョンソンは、エースのレブロン・ジェームズをポイントガード(PG)の役割から解放すべきだと主張している。

ジェームズはレイカーズ移籍2年目の2019-20シーズン、これまでのスモールフォワード(SF)から自身初となるシーズンを通してPGを担当。持ち前のパスセンスとコートビジョンを生かして初のアシスト王(平均10.2本)に輝き、アンソニー・デイビスとともにチームに通算17回目のリーグタイトルをもたらした。

今季も前半戦は好調をキープしていたが、日本時間3月21日(現地20日)のアトランタ・ホークス戦で右足を負傷し、高位足関節捻挫で21試合の欠場を余儀なくされた。万全の状態に戻らないまま、プレイオフに臨まざるを得ず、デイビスの故障も重なって1回戦敗退を喫することになった。

マジック・ジョンソンは『ESPN』の番組『KJZ』で、今年12月に37歳となるジェームズの負担軽減のためにも、従来のSFに戻すべきだとの見解を示している。

「レブロンとAD(デイビス)にシューターを与えないとダメだ。そして、ADは今よりもセンターとしてプレイしなければならない。彼に『センターでプレイしたくない』と言うのを許してはいけない。まず、レイカーズは勝利を目指している。私ならレブロンを元(のSF)に戻す。みんな彼に多くを求めすぎているんだ。レブロンにPGは頼めない。ハードにプレイして、ボールを運んで、周囲を攻撃に組み込む。いったいレブロンはいつ休むんだい? フレッシュな状態でレブロンをプレイオフに臨ませたい。だから、他の選手がその役割をこなさないといけない」

今季のラインナップで言えば、デニス・シュルーダーがジェームズに次ぐゲームメーカー役だが、完全フリーエージェントとなるために去就は不透明。マジック・ジョンソンも先日、「シュルーダーがレイカーだとは思わない」と酷評したことで注目を集めた。レギュラーシーズンでいかにジェームズを温存できるか、レイカーズが王座奪還を果たすうえで重要なテーマとなりそうだ。



(C)2021 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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