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タレント力は歴代屈指? “史上最高”とも称される逸材揃いのNBAドラフト2021【7/30(金)午前9時配信】

NBA Rakuten / 2021年7月29日 14時20分

最注目は大型ポイントガードのケイド・カニングハム


NBAファン注目のNBAドラフト2021が、日本時間7月30日(現地29日)にバークレイズ・センターで開催される。今年のドラフトは現地メディアでもマイケル・ジョーダンを含む殿堂入り選手を4人輩出した1984年や、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ドウェイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)、カーメロ・アンソニー(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、クリス・ボッシュ(元ヒートほか)らが指名された2003年に匹敵するレベルの選手が揃っているとの声が上がっている。


1位指名は当確? 万能戦士ケイド・カニングハム


逸材揃いのドラフトでとりわけ高い評価を受けているのが、オクラホマ州立大の1年生ケイド・カニングハムだ。高校時代から注目を浴びていたカニングハムは、ポイントガードながら身長203cm、体重98kgというウイング並のフィジカルを誇り、昨季は所属するBIG10カンファレンスで1位となる平均20.1点、6.2リバウンド、3.5アシスト、1.6スティール、3ポイント成功率40.0%を記録した。得点、リバウンド、パスとすべてが一級品で、必要となればパワーフォワードまで対応できる万能性、さらには「自分が1位指名だと思う」と豪語する大胆不敵さも大きな魅力だ。

ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチと比較されることが多く、本人もドンチッチのようなオールラウンダーを目指していると語っている。1年目から即戦力としての活躍が期待され、フランチャイズプレイヤーとなり得る存在であることは間違いない。全体1位指名権を持つデトロイト・ピストンズが指名することが濃厚とされているが、近年確固たるエースが不在だったチームの希望の星となれるか注目だ。


Gリーグ経由のパイオニア


カニングハム以外では、昨季NBA傘下であるGリーグのGリーグ・イグナイトでプレイしたジェイレン・グリーンとジョナサン・クミンガが興味深い。グリーンは切れ味鋭いドライブや、ファンを魅了する豪快なダンクが持ち味で、Gリーグでは平均17.9点、4.1リバウンド、2.8アシスト、1.5スティール、3ポイント成功率36.5%をマーク。得点パターンが豊富で、将来スコアリングタイトルを獲得することが期待される天性のスコアラーだ。外からのシュートが不安定と言われるが、フリースロー成功率は82.9%と高い。そのため練習を重ねていけば改善されると見られており、全体3位までの指名が予想されている。

反対にチームメイトのクミンガは、この1年で若干評価を下げてしまった。コートではダンプカーのようにディフェンダーをなぎ倒すほどのパワーを持つスウィングマンは、昨季平均15.8点、7.2リバウンド、2.7アシストとまずまずの成績を残すも、FG成功率38.7%、3ポイント成功率24.6%とシュートタッチに難があり、まだ荒削りの印象は否めない。ドラフト屈指の潜在能力に疑いはないが、どちらかというと未来投資としての意味合いが強く、5位以降まで指名を待つことになるかもしれない。


見逃せないカレッジ界の実力者たち


ビッグマンで一番高い評価を得ているのが、USCのエバン・モーブリーだ。特にディフェンスのポテンシャルは、今ドラフト随一と言っても過言ではない。身長213cmという高さと223cmもあるウイングスパンのリーチを活かして、昨季はPac12トップの平均8.7リバウンド、2.9ブロックを記録。1年生にして同カンファレンスの最優秀選手賞と最優秀守備選手賞をダブル受賞した。

リムプロテクターとしての素質は申し分なく、オフェンスのスキルレベルも高いモーブリーについて、一部のスカウトは「オフェンス力はクリス・ボッシュ。ディフェンス力はアンソニー・デイビス(レイカーズ)」と評しているという。体重98kgと線の細さがネックだが、将来的に攻守両面で輝くオールスターとなる才能を秘めている。

昨季のNCAAトーナメント決勝戦で対決したゴンザガ大のジェイレン・サッグスと、ベイラー大のデイビオン・ミッチェルの存在も忘れてはいけない。サッグスは緩急をつけたドリブルやパスの精度が高く、完成度の高いポイントガードとして注目されている。また、スカウトが特に評価しているのがクラッチ力。NCAAトーナメント準決勝のUCLA戦では勝利を決めるブザービーターを沈め、その名を全米に知らしめた。

ベイラー大を初の全米王者に導いたミッチェルは、年間最優秀守備選手賞に輝くなど今ドラフトでは最高のディフェンダーとの評価を受けている。加えて3ポイントも成功率44.7%と高確率で決めることができ、“3 & D”としての活躍が期待できる。22歳とほかの上位指名候補と比べると若くはないが、1年目から即戦力として多くの出場機会を与えられる可能性は高い。

他にもフィジカルなディフェンスが得意なスコッティ・バーンズ(フロリダ州立大)、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)の元チームメイトで生粋の3ポイントシューターであるコーリー・キスパート(ゴンザガ大)や、一度火がつけば止められない得点力を誇るジェームズ・ブックナイト(コネチカット大)と有望なタレントが数多く揃う今年のドラフト。トレードを含め、各チームがどのような動きを見せるのか見逃せない。



(C)2021 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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