ロスター完成への“ラストピース”!? 「まだ獲得可能なベテランFA7人」を紹介

制限付きFAのハートとマルケネン、完全FAのミルサップやブラッドリーらがリストアップ

今オフのNBAは日本時間8月3日（現地2日）にFA（フリーエージェント）交渉が解禁され、再契約や移籍が続々と成立している。そのなかで、『NBC Sports』のカート・ヘリン記者は、「チームを手助けできるクオリティーの高いベテランはまだいる」として、「獲得可能な7人のベテランFA」を紹介している。

■ジョシュ・ハート（ニューオーリンズ・ペリカンズ／制限付きFA／26歳）
2020-21シーズン成績：47試合出場（先発4試合）、平均9.2得点、8.0リバウンド、2.3アシスト

「ハートは今年の移籍市場において、チームに影響力のある制限付きFAの代表例で、ハイクオリティーのバックアップウイングだ。ほとんどのチームは、ペリカンズがオファーにマッチすると分かっていたため、オファーシートを出さなかった。（キングスの）バディ・ヒールドのトレードの重要な駒になるという噂があったが、それは今のところ実現していない」

■ラウリー・マルケネン（シカゴ・ブルズ／制限付きFA／24歳）
2020-21シーズン成績：51試合出場（先発26試合）、平均13.6得点、5.3リバウンド、3ポイント成功率40.2％

「マルケネンは年俸1400万ドル（約15億3000万円）とブルズ以上の役割を望んでいたが、まだ条件が上がってきていない。ペリカンズがバックアップのストレッチ4として関心を示し、オファーシートを出すという噂や、ウルブズも依然として興味を持っている」

■ポール・ミルサップ（デンバー・ナゲッツ／無制限FA／36歳）
2020-21シーズン成績：56試合出場（先発36試合）、平均9.0得点、4.7リバウンド、1.8アシスト

「ミルサップはディフェンス、3ポイント、リバウンドをこなすフィジカル系パワーフォワードだ。36歳なので1年契約の可能性が高いが、まだチームの力になれる。ホークスに戻るという噂や、ウォリアーズ、セルティックスの名前も挙がっていたが、まだ合意には達していない」

■ジェームズ・エニス三世（オーランド・マジック／無制限FA／31歳）
2020-21シーズン成績：41試合出場（先発37試合）、平均8.4得点、4.0リバウンド、1.5アシスト

「エニスは昨季、3ポイント成功率43.3％を記録した。多くのものをもたらせるディフェンダー、ウインガーだ。レイカーズが出身のカリフォルニアに連れ戻すという話も出ていたが、移籍は決まっていない。ベテランミニマム契約としては、素晴らしい選択肢だ」

■エイブリー・ブラッドリー（ヒューストン・ロケッツ／無制限FA／30歳）
2020-21シーズン成績：27試合出場（先発6試合）、平均6.4得点、2.1リバウンド、1.7アシスト

「ブラッドリーは昨季、ふくらはぎの張りの影響で、ヒートとロケッツの両チームで満足のいくレベルに到達できなかった。成績はシーズン平均を下回り、ロケッツは590万ドル（約6億5000万円）のチームオプションを行使しなかったが、ボールに対するディフェンスは健在。コンボガードとしても、リーグにその役割はある。レイカーズとセルティックスに復帰の噂があり、ロスター完成を締めくくるバックアップメンバーとしては申し分ないだろう」

■JJ・レディック（ダラス・マーベリックス／無制限FA／37歳）
2020-21シーズン成績：44試合出場（先発なし）、平均7.4得点、1.5リバウンド、3ポイント成功率37.1％

「37歳となったが、まだシュート力は衰えていない。ロッカールームでのリーダーシップも備えている。昨季は怪我に苦しんだ分、各チームは躊躇しているのだろう。彼自身はニューヨーク付近でプレイしたいと考えていて、トレーニングキャンプには参加しない予定。シーズン開始後のチーム決定となるかもしれない」

■ウェスリー・マシューズ（ロサンゼルス・レイカーズ／無制限FA／34歳）
2020-21シーズン成績：58試合出場（先発10試合）、平均4.8得点、1.6リバウンド、0.9アシスト

「昨季は得点が減ったが、それはレイカーズでの役割によるものだ。3ポイントを撃ち、オン・ボール・ディフェンダーとしてもまだ衰えていない。ベテランを求めているチームから、早い段階でオファーがあるかどうかが、ポイントになりそうだ」

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