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クレイ・トンプソン復帰のウォリアーズ、チャンピオンコンテンダーと呼べない“5つの懸念材料”とは?

NBA Rakuten / 2021年9月12日 10時3分

2シーズンを全休しているトンプソンの復帰は間違いなくプラスも、乗り越えるべき課題も多数


ゴールデンステイト・ウォリアーズは、左ひざの前十字靭帯断裂、右足アキレス腱断裂により過去2シーズンを全休したクレイ・トンプソンが復活する。ステフィン・カリーとの“スプラッシュ・ブラザーズ”、ドレイモンド・グリーンを含めた“ビッグ3”の復活に期待が懸かるが、やはり長期ブランクのハンデは否めない。

『sportskeeda』は、「クレイ・トンプソンの復帰が、ウォリアーズがチャンピオンシップに値するチームへと押し上げるのに不十分な5つの理由」と題し、大型補強のロサンゼルス・レイカーズを筆頭に、強豪揃いのウェスタン・カンファレンスを勝ち抜くうえでの“不安要素”を洗い出している。

【1】トンプソンが錆を振り払うには少し時間がかかる

「ケビン・デュラントはアキレス腱断裂から勇気を持って復帰した。これは良い兆候で、トンプソンが成せることを示しているが、両者の回復プロセスが同じではなく、デュラントのスコアリングスキルはほぼパーフェクトだ。開幕は10月でトンプソンの復帰は早くて12月と予想されており、ウォリアーズが良い順位でシーズンを終えるのを保証するのに間に合うようにトップフォームに到達できるかは不透明だ」

【2】トンプソンはかつてほどのディフェンス力がないかもしれない

「トンプソンは間違いなく、NBAでトップクラスの3&D(3ポイントと守備を得意とする選手)の1人だ。201cmのサイズ、201cmのウイングスパンを誇り、素早い横の動きで対峙するウイングやガードに追いつきことができる。しかし、2年間のブランクを考えると、ストッパー役に戻るのに苦労するかもしれない。トンプソンは、ドレイモンド・グリーンの守備の負担を軽減する必要がある」

【3】ゲームのペースに追いつけない

「長期欠場は、トンプソンが必要なスピードでコートを動き回ることを難しくする。彼のスタイルは身体能力に依存しているわけではないが、怪我の性質を考えると足への負担でゲームのペースに追いつくのは困難かもしれない」

【4】ほかのチームはより強力な陣容を整備している

「トンプソン復帰はウォリアーズにとって、即座に効果をもたらすだろう。スコアリングの負担が軽減され、カリーも恩恵を受ける。“スプラッシュ・ブラザーズ”の復活は得点力アップに役立つだろうが、ほかのチームはチャンピオンシップを争うのに必要な強力な補強をしている。ラッセル・ウェストブルック、カーメロ・アンソニー、ラジョン・ロンドらを加えたレイカーズは、最も恐れるべき相手だ。イーストを見ても、ブルックリン・ネッツがいる。仮にファイナルで対戦すれば、ネッツの破壊力は相手にとって脅威だ」

【5】ケミストリーの再構築には時間がかかる

「2015~19年にリーグを席巻した時代のコアは残っている。かつて在籍したアンドレ・イグダーラを再獲得したことで、ケミストリーを構築するうえでは好材料かもしれないが、トンプソンがチームメイトと同じ絵を描くためには多くの時間が必要だ」



(C)2021 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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