デトロイトの期待を背負うドラフト1位カニングハム、スランプ脱出なるか【11/5(金)午前8時 76ers対ピストンズ】
NBA Rakuten / 2021年11月4日 15時0分
デビュー後の2試合は平均4.0点と不調
日本時間11月5日(現地4日)、リトル・シーザーズ・アリーナでデトロイト・ピストンズとフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)が対戦する。シーズンが開幕して1勝6敗と苦戦が続くピストンズだが、足首の怪我で出遅れていたドラフト全体1位のケイド・カニングハムが10月31日(同30日)のオーランド・マジック戦でNBAデビューを果たした。復帰後3戦目となるシクサーズ戦で、20歳の若き司令塔が悩めるチームの起爆剤になれるか注目だ。
大きな期待を背負うカニングハムだが、ここまでの2試合は平均4.0点、FG成功率13.6%(3/22)、3ポイントシュートは14本すべて失敗とスランプに陥っている。将来のフランチャイズプレイヤーとして見込まれるカニングハムに対し、早くも“バスト(期待外れ)”と揶揄する声も聞かれるが、ドゥエイン・ケイシーHC(ヘッドコーチ)は「足首の捻挫で復帰してきてからまだ間もない。1か月も実戦から離れているから、今は身体を慣らすことやシュートに自信を持たせることが重要だ」と、完全復活にはまだ時間がかかると黄金ルーキーを擁護している。
19分プレイしたマジック戦から、2戦目のミルウォーキー・バックス戦では29分と出場時間は増加したが、首脳陣は怪我の再発を防ぐため、しばらく2日連続試合の2戦目は欠場させると表明。無理をさせないよう最善の注意を払いつつ、NBAに慣れさせていく方針が伺える。
まだ本調子ではないカニングハムだが、バックス戦ではビハインド・ザ・バックでのアシストや自ら積極的に速攻を展開するなど、随所で自身の良さを発揮。実戦経験を積み、身体がアジャストしてくれば、平均18.7点、3ポイント成功率50%と「ドラ1」として存在感を披露したサマーリーグのような活躍も期待できるはずだ。シクサーズ戦では、オフェンシブ・レーティング(95.8)、FG成功率(39.4%)、3ポイント成功率(26.7%)のすべてでリーグ最下位と苦しむチームを果たして救えるか。デトロイトの街が期待を寄せる逸材のプレイを見逃すな。
(C)2021 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.
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