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躍進も主力を欠くブルズ、エースの奮起で今季初の5連勝なるか【12/9(木)午前9時 ブルズ対キャバリアーズ】

NBA Rakuten / 2021年12月8日 18時4分

ブルズ対キャバリアーズ戦の見どころを紹介


日本時間12月9日(現地8日)、ロケット・モーゲイジ・フィールドハウスでクリーブランド・キャバリアーズ(13勝12敗)とシカゴ・ブルズ(17勝8敗)が対戦する。現在4連勝中でイースタン・カンファレンス2位と好位置につけるブルズに注目だ。

5シーズンぶりのプレイオフを目指すブルズだが、好調の要因にはリーグクラスに食い込むオフェンス力が挙げられる。オフにデマー・デローザン、ロンゾ・ボール、アレックス・カルーソと大型補強を敢行し、今季はオフェンシブ・レーティングがリーグ6位(110.5)と昨季の21位から大きく改善。開幕前はチームケミストリーの構築に時間がかかると不安視する声も聞こえたが、ここまで順調に勝ち星を伸ばしている。

想定以上に早くチームは機能しているのは、ビリー・ドノバンHC(ヘッドコーチ)の存在が大きい。「それぞれの個性や特徴を活かした戦術を展開していきたい。全員が3ポイントシュートを打てる訳ではないから、良いシュートを外さないよう取り組んでいる」と語る指揮官は、選手の良さを引き出すことを念頭にシーズンを送っている。今季の3ポイント試投数はリーグ29位(平均29.6本)だが、成功率はリーグ4位(36.4%)と高確率。3ポイントを必要以上に重視せず、シュートの質にこだわる指揮官が思い描くオフェンスを展開できている。

そんなブルズでも、キャバリアーズ戦は厳しい戦いを強いられそうだ。安全衛生プロトコルにより、チームトップの平均26.4点を記録しているデローザンをはじめ、3選手が欠場予定。さらには体を張った激しいディフェンスでリーグトップの平均2.2スティールを記録するカルーソも、ふくらはぎの怪我で欠場濃厚と主力選手を欠くことになる。そんななか、より一層の期待が懸かるのがエースのザック・ラビーンだ。

「デマーの代わりを見つけることは不可能だ」とキャリア最高クラスの成績を挙げていたデローザンの不在を嘆いたラビーンだが、直近2試合連続で30点超えと調子は上がっている。

ラビーンも開幕直後に左手親指の靭帯を断裂しており、万全な状態ではない。負傷した直後は思い通りのプレイが出来ず、試合中に苛立ちを見せる姿も散見されたが、「言い訳はしない。今シーズンはこの状態で戦い抜く」とエースとしての責任を全うすると明言した。

ここまでラビーンが30点以上を挙げた試合は5勝2敗と勝ち越しているブルズ。エースの奮起で連勝を伸ばすことができるか。



(C)2021 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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