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レブロン・ジェームズ「今後も社会問題に関するメッセージを発信し続ける」

NBA Rakuten / 2018年8月30日 19時52分



レブロン・ジェームズが、今後も社会問題に関するメッセージを発信し続ける意志を明らかにした


今年2月、レブロン・ジェームズは、政治的・社会的問題を黙認しない意志を明らかにした。そして、彼がホストを務めるトーク番組『The Shop』の第1話の中でも、社会的問題に関するメッセージを発信し続けることが、自らのバスケットボール以外の人生においても大きな影響を持つことを改めて強調した。

ジェームズは、社会問題に関する発言をすることで人気を落としたが、それでも、自らの言葉で人々の心を動かすことができる限り、発言を続けなければならないという持論を語った。ESPN.comが、『The Shop』の最新話でジェームズが話した内容を以下のようにまとめている。

「俺は満足を得たいんだ。自分自身の満足ではなく、世界中の人々の満足をね。俺は、ラッパーのスヌープドッグや2PacやJay-Zやビギーのメッセージを聴いて育った。そして今、俺は世界中の子供達を刺激し、彼らの目標となる存在になる機会を得た。なのに、様々な問題に目をつぶって、ただ椅子に座って黙っていろと言うのか? 俺は、それは間違っていると気づいたんだ。それで、俺は批判を恐れずに発言することを決めたんだ。俺が考えているのは、自分のことではないんだ。確かに、そのせいで俺の人気は下がった。でも、俺は自分のためではなく多くの子供達や人々のために、自分の考えを表明したかったんだ。」

NBAオールスター2018開催中のロサンゼルスで、ジェームズは、彼のことを「バスケットボール選手は黙ってドリブルしていろ」と批判したFox Newsのローラ・イングラハムに反論するコメントを発表している。ジェームズは、そのコメントの中で「俺達は、決して黙ってドリブルなんてしない。俺は絶対にそんなことはしない。俺は、社会や若者や子供達のために発言する。俺は、苦しい状況から抜け出そうとしている多くの子供達を救いたいんだ」と語っている。

ジェームズは、自身が共同でスタートさせたUninterruptedの映像の中で、ケビン・デュラントと共にドナルド・トランプ米大統領に対する鋭い批判をした。彼は、モハメド・アリ、ジム・ブラウン、ビル・ラッセル、ジャッキー・ロビンソンといった過去に人種差別反対を訴えた黒人アスリートの名前を挙げ、彼らが無償でそういった活動をしたことを言及した。その中で、ジェームズは人種差別について以下のように語っている。

「この問題は、非常に大きな問題だ。これは、俺達黒人だけの問題ではない。俺は愛するバスケットボールをプレーすることに全力を注ぎ続けるが、この問題はバスケットボール以上に大きな問題なんだ。」

ジェームズだけでなく、ステフィン・カリー、ポール・ジョージ、ドレイモンド・グリーンらNBAオールスターのメディアデーに出席した選手達も同様のコメントをしている。彼らは、自分達アスリートが社会の変化を提唱できる大きな可能性を持っていると信じているのだ。

カリフォルニア州パームデール近郊で育ったオクラホマシティー・サンダーのポール・ジョージは以下のように語っている。

「俺達は、みんなと同じように、世界や社会で起こっていることの一部なんだ。俺達は父親であり、子供であり、兄弟なんだ。俺達には養っている家族もいる。俺達も、社会と深い繋がりを持っているんだ。だから、「黙ってドリブルしてろ」なんて言われるのは心外だ。その発言こそが、俺達の国が現在置かれている状況をよく表していると思う。」

今年2月、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は、社会的な発言をするジェームズをはじめとするNBA選手達を強力にサポートする意志を表明した。彼は、特にジェームズとデュラントのことを『非常に誇りに思う』とコメントしている。

「彼らを支援することは、NBAのコミッショナーとして受け継いだ非常に重要な仕事だ。彼らは単なるバスケットボール選手ではない。彼らには多くの側面がある。彼らは自分達のコミュニティーを大切にし、自分達の国に起こっていることを心配しているんだ。彼らは、批判を恐れずに発言している。ソーシャルメディアは憎悪に満ちているかもしれないが、私は彼らを非常に誇りに思っている。」



(C)2019 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



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