クリス・ポールが16戦ぶり公式戦出場 シーズン60勝一番乗りに自信「僕たちは特別なチーム」

復帰初戦で17得点、13アシストを挙げて逆転勝利に貢献

フェニックス・サンズのクリス・ポールは、日本時間3月25日（現地24日）に敵地で行われたデンバー・ナゲッツ戦で右手親指の剥離骨折から復帰し、140-130の勝利に導いた。

ポールは今季58試合に先発出場し、平均33.0分間プレイして14.9点、4.5リバウンド、リーグ1位の10.7アシストをマークしていたが、2月17日（同16日）のヒューストン・ロケッツ戦で右手親指を負傷。6～8週間離脱すると発表され、人手不足になったオールスターゲームに緊急出場した以外は、欠場が続いていた。

16試合ぶりに戦列復帰したポールは、30分間のプレイで17得点（フィールドゴール6/10、3ポイント1/3、フリースロー4/4）、4リバウンド、13アシスト、1ブロック、1スティールを記録。シーズンハイの49得点を挙げたデビン・ブッカーをうまく使うなど、第4クォーターに36-24と猛攻を演出し、強豪相手に逆転勝利を掴んだ。

『AP通信』によれば、ポールは久々の実戦に関して、「（復帰にあたって）3対3、2対2のピックアップゲームはやってきたけど、5対5はまったくの別物だ」と語ったという。モンティ・ウィリアムズHC（ヘッドコーチ）も、「クリスが戻ってきて、我々に大きな自信になった」と司令塔の復帰を歓迎した。

サンズはナゲッツ戦の勝利でリーグ60勝一番乗り。これは1992-93、2004-05シーズン以来となるフランチャイズ史上3回目の大台だ。ベテランのポール自身、ここまで快進撃を続けられるとは思っていなかった部分があったようだ。

「正直に言うと、60勝は考えていなかった。僕たちは特別なチームだ。このチームの一員であることに勝る喜びはない」

昨季はNBAファイナルでミルウォーキー・バックスに屈したサンズ。今季こそは、とリベンジに燃えている。

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