“初代”ドリームチームの一員、クライド・ドレクスラー来日【NBA Japan Games 1994|8/26(金)&28(日)配信】
NBA Rakuten / 2022年8月25日 12時30分
2試合合計で67得点と圧巻のプレイを披露
1993-94シーズン、NBAは大きな転換期を迎えた。当時、絶頂期にあったマイケル・ジョーダンがシーズン前に突然の引退を発表すると、それまで続いていたシカゴ・ブルズの連覇が3でストップ。ジョーダンが現役復帰後に再び3連覇を達成するブルズだが、長く続くと思われた王朝が一時的な終幕を迎えた。
3度目となる「NBA Japan Games」が開催されたのはその翌シーズンだった。レギュラーシーズンの開幕戦としてポートランド・トレイルブレイザーズとロサンゼルス・クリッパーズが対戦したこのシリーズでは1992年バルセロナオリンピックで金メダルを獲得した、“初代”ドリームチームのメンバーの1人が日本の地へ降り立った。ジョーダンと同じシューティングガードであることから、ライバルとして比較されたクライド・ドレクスラーである。
超満員のアリーナが歓喜、ドレクスラー異次元の活躍
スラムダンクコンテストには歴代最多の5度出場。グライダー(滑空機)と例えられる滞空時間の長い美しいダンクがトレードマークで、“クライド・ザ・グライド”の愛称でも親しまれたNBA屈指のダンカーだ。
そんなスーパースターを中心としたブレイザーズは、ドレクスラー以外にも一癖も二癖もある実力者を揃えていた。ドラフト2巡目指名ながら前シーズンにオールスター出場を果たした、ストレッチ4の先駆けともいえるクリフォード・ロビンソンや、ニューヨーク仕込みのドリブルスキルでファンを魅了し、あのカイリー・アービングの名付け親(ゴッドファーザー)でもあるロッド・ストリックランドなどを擁するプレイオフ常連チームである。
一方のクリッパーズは、1970年のチーム創設以降、プレイオフ出場は5度のみ(うち2度は1回戦敗退)という長い低迷期の真っ只中で、ロスターも生え抜き5年目のロイ・ボートや、その年のドラフト1巡目全体7位で指名したラモンド・マレーなど若手が主体。対照的なチーム同士のマッチアップではあったが、ドレクスラーの華麗なプレイは横浜アリーナに集まった日本のファンを歓喜させるに十分なものだった。
第1戦では滑らかなドライブ、正確なジャンプショット、3ポイント、さらにはハーフコートショットを披露。超満員となったアリーナにスタンディングオベーションの嵐を巻き起こすと、翌日の第2戦もゲームハイの41得点と大爆発。2試合で67得点とファンの期待に大いに応える存在感を見せつけた。
その後、ドレクスラーはこのシーズン中にディフェンディングチャンピオンのヒューストン・ロケッツにトレードされ、大学時代のチームメイト、アキーム・オラジュワンとデュオを再結成。初めてNBAチャンピオンの栄冠を手に入れることとなる。
日本とドレクスラー、その後も続いた“縁”
日本のファンの前で数々の華麗なプレイを見せてくれたドレクスラーだが、実はその後も日本との関係は続くこととなる。
B.LEAGUEの2016-17シーズンに彼の息子アダム・ドレクスラーが、B2の岩手ビッグブルズ(現B3)に加入。その際には応援大使として来日し、特別コーチも務めたのだ。まさしく日本とドレクスラーの長きにわたる“縁”を作る大きなきっかけとなった「NBA Japan Games」であった。
(C)2022 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.
この記事に関連するニュース
-
ホークスが今季自己ベストの平均22.5得点を挙げたデジャンテ・マレーをペリカンズにトレードへ
NBA Rakuten / 2024年6月29日 8時47分
-
【NBAドラフト2024】トップ2はフランス勢が独占か。そして“キングの息子“、“和製カリー”の指名は?
NBA Rakuten / 2024年6月26日 12時0分
-
【バスケ男子】日本が豪州に敗れる 富永啓生がチーム最多18得点も競り負け ともに五輪出場国
スポニチアネックス / 2024年6月22日 15時40分
-
【お知らせ】「NBA Rakuten」でNBAドラフト2024をLIVE配信
NBA Rakuten / 2024年6月21日 17時30分
-
殿堂入り選手のチェット・ウォーカーが逝去 享年84歳
NBA Rakuten / 2024年6月10日 9時22分
ランキング
-
1【ワークマン】着るだけで“虫を寄せ付けなくなる”と話題の「新商品」をアウトドアで試してみたら…!
オールアバウト / 2024年7月5日 17時15分
-
2【バスケ男子】日本 八村&渡辺雄が欠場の中で韓国に1点差の敗戦…ホーバス監督の“喝”で猛追も実らず
スポニチアネックス / 2024年7月5日 20時58分
-
3ヤクルトは今季初の2桁失点でリーグ最速40敗 先発・小川は4敗目 高津監督からは厳しい言葉
スポニチアネックス / 2024年7月5日 22時1分
-
4【F1】〝暴言癖〟改善中だった角田裕毅 差別発言騒動に小倉茂徳氏「契約解除にならなかっただけ、まだよかった」
東スポWEB / 2024年7月3日 5時18分
-
5衝撃トレードにあった“盲点” 史上初の発想にファン驚愕…「想像もしてなかった」
Full-Count / 2024年7月5日 18時24分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)