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【2022-23シーズン】全30チームプレビュー:マイアミ・ヒート

NBA Rakuten / 2022年10月4日 14時0分

バトラーを中心とした既存戦力で再びファイナル進出を目指す


NBAは日本時間10月19日(現地18日)に、2022-23シーズンが開幕する。NBA Rakutenではシーズンを前に、各チームの戦力状況や見どころを1チームずつ紹介していく。


カギとなるバトラーのPF起用


マイアミ・ヒートは昨季、レギュラーシーズンでイーストの第1シードを獲得してプレイオフに乗り込んだ。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)ら“スリーキングス”を擁した2012-13シーズン以来の優勝を目指したが、カンファレンス決勝でボストン・セルティックスにシリーズ3勝4敗で敗れた。

失意のシーズンを乗り越え、3年ぶりのファイナル進出を目指すが、今オフは目立った補強には動いていない。激しいディフェンスとタフネスが売りのPJ・タッカー、ビッグマンながら外角のシュートを得意にしているマーキーフ・モリスの両ビッグマンが退団。控えセンターのドウェイン・デッドモンとは再契約したが、それ以外はドラフト全体27位で指名したニコラ・ヨビッチのみとフロントコートの層がかなり薄い。

そのため今季は、本来ウイングであるジミー・バトラーがパワーフォワードとして起用される時間が増えると予想されている。しかし、当の本人はメディアデーにてポジションチェンジについて、「プレイは可能だし、話は聞く」と可能性を残しつつも「4番(パワーフォワード)ではプレイしない」と難色を示した。サイズ不足が懸念されるなか、エースをどう活用していくのか。エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)の決断に注目が集まる。


アデバヨやヒーローらの奮闘が不可欠


現ロスターで再び優勝戦線に食い込むには、バトラーを支える戦力の活躍が欠かせない。まず、「第2のエース」として奮起が必至なのはバム・アデバヨだ。昨季は平均19.1点、10.1リバウンド、3.4アシスト、ダブルダブル27回と攻守にわたってバトラーの“相棒”として奮起。しかし、プレイオフに入ってから平均14.8点、8.0リバウンド、2.7アシストと成績を落とした。スーパースターへの階段を登るには、ポストシーズンでの活躍が求められるだろう。

ほかには平均20.7点を挙げて最優秀シックスマンに輝いたタイラー・ヒーロー、ベテランのカイル・ラウリー、数々の大怪我から復活したビクター・オラディポなどのサポーティングキャストの活躍も欠かせない。現状のロスターでもポストシーズン進出は可能性が高いが、再びNBAファイナルの舞台に立つには大黒柱以外のメンバーのステップアップが重要になってくる。


リーグ最高峰の堅守で勝負


ヒートのストロングポイントは今季も変わらず守備だろう。ディフェンシブ・レーティング(4位/108.4)、平均失点(4位/105.6)、被FG成功率(4位/44.7%)、被3ポイント成功率(2位/33.9%)、ペイント内の平均失点(1位/41.3)で全て4位以内と鉄壁の守備を誇る。守備職人のタッカーが抜けた穴は大きいが、バトラー、アデバヨ、ラウリーと内外で相手に隙を与えないしぶといディフェンダーは健在だ。

また、現状はまだ静かだが、数々の大型トレードを成立させたパット・ライリー球団社長が黙っているとは考えにくい。辣腕フロント陣営がシーズン中にどんな補強を施すのかも見ものとなる。


■2021-22シーズン チームスタッツ
平均得点:110(17位)
平均失点:105.6(4位)
得失点差:+4.5(6位)
平均リバウンド:43.7(22位)
平均アシスト:25.5(8位)
平均スティール:7.4(16位)
平均ブロック:3.2(30位)
FG成功率:46.7%(13位)
3ポイント成功率:37.9%(1位)
FT成功率:80.8%(5位)
オフェンシブ・レーティング:113(12位)
ディフェンシブ・レーティング:108.4(4位)
※カッコ内はリーグ順位



(C)2022 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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