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初のMVPも視野に入れるセルティックスの若きエース、ジェイソン・テイタム【1/20(金)午前9時30分『THE MATCHUP』ウォリアーズ対セルティックス】

NBA Rakuten / 2023年1月18日 9時0分

24歳のスコアラーはリーグ首位のチームを牽引


今年1月初めに『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者が“MVP査定”の最新版を公開した。1位は2季連続でMVPを獲得しているニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)。そして2位につけたのが現在リーグトップ(1月17日時点)の勝率を誇るボストン・セルティックスの若きエース、ジェイソン・テイタムだ。

今季ここまで自己最高の平均31.1得点を記録し、得点ランキングでは3位につけている。17日のシャーロット・ホーネッツ戦ではシーズンハイとなる51得点をマークし、チームを7連勝に導くパフォーマンスを見せた。

今季の活躍にはセルティックスOBのケビン・ガーネットも「テイタムがMVPだ!」と称賛。“キング”ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)から、かつて“ヤング・キング”と称された24歳が6年目のシーズンでさらなる成長を遂げている。


多彩な得点パターンで相手を翻弄


テイタムはNBAでも屈指のオフェンススキルの持ち主だ。ドライブからのレイアップにフローター、ターンアラウンドジャンパーにステップバック、3ポイントシュートと様々な方法でゴールを狙う。今季、平均25得点以上を記録している19人中、ドライブ、キャッチ&シュート、プルアップシュートの全てで平均5得点以上挙げているのはわずか4人。テイタムはその1人と、得点パターンの豊富さはNBAトップクラスだ。

また、3ポイント成功数はリーグ6位の142本、ペイント内得点でもリーグ15位の1試合平均11.7得点と得点エリアが限定されないのも強みで、24歳ながらその洗練されたプレイはどこかベテランのような老獪さを感じずにはいられない。



それに加えて今季はフリースローでの得点も増加。自身の得点の中でフリースローが占める割合は23.8%とこれまでのキャリアでもっと高く、アイソレーションの際にシューティングファウルをもらう確率は昨季の8.1%から14.6%へ大幅にアップした。マッチアップするディフェンスにとってみれば考えうる攻撃の選択肢が多いため反応が一歩遅れる。結果ファウルでしか止めることができなくなるのも仕方のないことだろう。今季自己最多の51得点を挙げた17日のシャーロット・ホーネッツ戦でも、14本のフリースローを獲得し全て成功と特徴の表れた一戦となった。


さらなる成長のカギはプルアップの精度


圧倒的なオフェンス能力を誇るテイタムだが、改善点がないかと聞かれればそうではない。課題となるのはプルアップシュートの精度だ。

キャッチ&シュートでFG成功率41.4%、3ポイント成功率40.6%を記録しているのに対し、プルアップシュートではFG成功率31.3%、3ポイント成功率27.0%と極端に確率が下がる。なお、これはプルアップシュートを1試合6本以上放つ選手(46選手)の中でワーストの成功率だ。



ここを改善できればよりアンストッパブルな選手となり、セルティックスの選手としては1985-86シーズンのラリー・バード以来となるMVP獲得の可能性も高まるだろう。


因縁のウォリアーズ、苦手意識払拭なるか


セルティックスは20日にゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦する。昨季ファイナルで対戦した際に平均21.5点、FG成功率も36.7%と抑え込まれたテイタムにとって因縁相手だ。

12月にあった今季初の直接対決でも18得点、FG成功率28.6%と苦しみチームも大敗。嫌なイメージの残る相手だが、苦手意識を拭い去れるか。

■【THE MATCHUP】ゴールデンステイト・ウォリアーズ対ボストン・セルティックス
日時:日本時間1月20日(金)午前9時30分
会場:TDガーデン
解説:佐々木クリス / 実況:永田実
視聴可能プラン:LEAGUE PASS



(C)2023 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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