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アービング獲得も苦戦のマーベリックス 超攻撃スタイルで結果を出せるか【3/12(日)午前10時『THE MATCHUP』マーベリックス対グリズリーズ】

NBA Rakuten / 2023年3月11日 12時30分

アービング獲得以降、チームは3勝6敗


「彼の獲得は我々を優勝候補に押し上げてくれる」

ダラス・マーベリックス(以下マブズ)のジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は、ブルックリン・ネッツとのトレードでカイリー・アービングを獲得した際にこう自信を語った。大黒柱のルカ・ドンチッチとアービングのスーパーデュオ結成に、大きな期待があったに違いない。しかし、フタを開けてみると2人揃った試合では、ここまで3勝6敗と勝ち星を伸ばせずにいる。


アービング加入で大幅改善したオフェンス


勝ちという結果はついてきていないものの、アービングが仕事を果たせていないというわけではない。言わずもがなアービング獲得の目的は、オフェンスにおけるドンチッチの負担を軽減すること。トレード後にマーベリックスの平均得点(112.5→123.1)、オフェンシブレーティング(115.2→121.9)はそれぞれ上昇。特に問題視されていたドンチッチ休憩時の時間も、アービング加入以前は同時間帯におけるオフェンシブレーティングは106.8だったが、加入後の13試合では126.4と劇的に改善しているのだ。



また、トレード当初は2人が共存できるのかという懸念もあったが、同時起用されている際のネットレーティングは+7.2とスタッツは相性の良さを示している。日本時間3月3日(現地2日)のフィラデルフィア・76ers戦では、ドンチッチが42点、アービングが40点と2選手が40点以上を同時に記録するフランチャイズ初のペアとなった。この爆発力を考えると、キッドHCの自信も頷ける。


拙守も指揮官は殴り合い上等の覚悟


それならばなぜ勝てないのか。苦戦の要因は守備の崩壊だ。アービング獲得以降、得点力が向上した一方で、平均失点(111.8→121.2)、ディフェンシブレーティング(114.7→120.2)、ペイント内の平均失点(49.3→59.4)が大きく悪化。2月27日(同26日)に行われたロサンゼルス・レイカーズ戦では、最大27点のリードを奪うも逆転されて敗れている。



試合ではペリメーターからのドライブを簡単に許す場面が目立つが、シーズン終盤戦にシステムのテコ入れを図るのは現実的ではなく、守備ではジョシュ・グリーンやレジー・ブロック、ドワイト・パウエルやマキシ・クレーバーなど選手個人の奮起に頼らざるを得ない状況だ。キッドHCも「ディフェンスに問題があるのはわかっている。だが、我々は相手より多く得点を取ればいいんだ」とオフェンスに振り切る姿勢を見せている。


エース負傷で問われるチームの総合力


プレイイン・トーナメント出場圏外であるウェスト11位のユタ・ジャズとはわずか2ゲーム差と、ポストシーズン進出争いが拮抗するなか、マーベリックスは12日(同11日)にウェスト3位のメンフィス・グリズリーズと対戦する。立ち位置を考えれば落とせない試合ではあるが、この一戦はドンチッチが左腿の負傷で欠場予定。また、アービングも右足の痛みで状態は「Questionable」と出場が危ぶまれている。

2人が欠場した場合、厳しい戦いになるのは容易に想像できるが、もしここで勝てればシーズン最終盤に向けて勢いに乗ることができるはずだ。幸いにもグリズリーズ戦以降の残り14試合中7試合は勝率5割以下のチームとの対戦と、比較的にスケジュールには恵まれている。1試合の結果が大きく順位に影響する状況のなか、果たしてチームの総合力で勝利を掴みとることはできるか。

■【THE MATCHUP】ダラス・マーベリックス対メンフィス・グリズリーズ
日時:日本時間3月12日(日)午前10時
会場:フェデックス・フォーラム
解説:佐々木クリス / 実況:波多江良一
視聴可能プラン:LEAGUE PASS



(C)2023 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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