優勝経験者カワイ・レナードが語る“素晴らしいチーム”の条件は「みんなが同じ考えを持っている」

ミスを経てステップアップしていくことを約束

ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードは、NBAキャリア12年目でリーグ優勝2回を誇るスーパースターだ。これまでの経験から、「素晴らしいチーム」であるための必須条件について語っている。『ロサンゼルス・タイムズ』のアンドリュー・グリーフ記者が伝えた。

2021年6月に右膝前十字靭帯断裂という大怪我を負って昨季を全休していたレナードは、今季43に出場して平均23.8点、6.3リバウンド、3.8アシスト、フィールドゴール成功率51.2％を記録。チームは現在ウェストの5位（38勝34敗）だが、プレイオフ進出に向けては油断ができない状況が続く。

2014年にサンアントニオ・スパーズ、19年にトロント・ラプターズでNBAタイトルを獲得しているレナードは、「素晴らしいチームにいると気持ちが高ぶる。常に優勝につながるとは限らない。ただ、みんなが同じ考えを持っている、同じページにいると知ることが重要だ。説明するのは難しいけど、特別なものがある。それを感じれば、理解できるはずだ」と語った。

今季のクリッパーズはレナードとポール・ジョージの二枚看板は健在な一方、開幕前にベテランポイントガードのジョン・ウォール、シーズン途中にラッセル・ウェストブルックが加わるなど、変化も大きい。レナードは「新しい選手が加われば、見える色も違うし、コーチの声も、プランも、総合的にすべてが違う。またまだ僕らは良くなっていかないといけない。時にはミスもあるけど、少しずつ改善してステップアップしていくしかない」と前を見据えている。

相棒のジョージも、「成功した時に自分たちがどういうふうに見えるかを知っているからこそ、お互いに責任を持ち合えるのだと思う。そうやってステップアップするための責任を果たしているんだ」と話しており、シーズン残りの戦いでさらにケミストリーを高めていくつもりだ。

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