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実力派俳優・池松壮亮の、泣きの演技に泣かされる(※ネタバレあり)

Rエンタメディア / 2025年1月9日 12時0分

【レンタル】330円(税込)~ 【購入】2,200円(税込)~

●宮本から君へ(2019年)


新井英樹のコミックを、テレビ東京系で放送された連続ドラマで前半、映画で後半を描いた。不器用で世渡り下手だが正義感は人一倍強い文具メーカーの営業マン・宮本が、会社の先輩の紹介で知り合った靖子(蒼井優)と付き合うことになり、仕事や恋愛で悪戦苦闘する。ドラマ版に続いて主人公の宮本に扮した池松が激しい感情の演技を見せ、泣きのシーンも満載だ。冒頭から血まみれの宮本が泣きながら自分を殴る。その理由はのちに明かされていくのだが、本当に壮絶なシーンが続く。がむしゃらに全身全霊で生きて、愛する靖子と向き合うゆえの涙なのだ。靖子を連れて帰った実家で、夜に1人涙があふれる宮本。靖子の元恋人が乗り込んできたときに「俺が守る」と宣言して抱きしめたときの決意の涙。自分が酔い潰れている間に靖子がレイプされてしまったことを知ったときの絶望感漂う大粒の涙。血まみれで涙が分からなくなりそうな激しいなかにも、いろんな思いがこもった泣きの演技を披露。それを経てのラストで見せるひと筋の涙にも心打たれる。また、蒼井の泣きの演技もしびれることを付け加えておきたい。

【レンタル】220円(税込)~ 【購入】1,100円(税込)~

●愛にイナズマ(2023年)


松岡茉優×窪田正孝W主演の石井裕也監督作品。26歳の折村花子(松岡)は念願の映画監督デビューを控えるも、家賃を滞納して強制退去寸前になったり、助監督から露骨なセクハラを受けたりと、なかなかうまくいかない。そんなとき、立ち寄ったバーで舘正夫(窪田)と出会い、ようやく人生が輝き出すかと思われた。だが、卑劣で無責任なプロデューサーにだまされ、ギャラももらえず、大切な企画も奪われてしまった。反撃を誓った花子は、運命的に出会った恋人と共に、長年音信不通だった家族を訪れる。ダメダメな家族が抱えるある秘密が明らかになった時、花子の反撃は予想外な方向に進んでいく。松岡、窪田のほか、花子の父・治を佐藤浩市、⻑男・誠一を池松壮亮、次男・雄⼆を若葉竜也と、巧みな演技で知られる俳優陣が集結。その中で池松が見せる泣きの演技は、“母が消えた理由”、そして父の秘密も明らかになったラスト。花子の涙に誘われて、雄二に次いで誠一も涙があふれ出す。ほんの短い瞬間でも、それまでのシーンでつないだ思いがぎゅっと凝縮されていて、胸に沁みる涙だ。

【レンタル】440円(税込)~ 【購入】2,200円(税込)~

(文・神野栄子)

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