嵐・松本潤の色気はどこから生まれる? 生まれもったスター性はこうして磨かれた

リアルサウンド / 2014年2月8日 9時0分

 ある意味、嵐の中で最もアイドルらしい存在の松本潤。そのスター性はジャニーズに入るときから表出していたようで、なんと正式なオーディションを受けることなくジャニーズに入ったいう逸話をもつ。芸能関係者はこう語る。「履歴書を送ったらジャニーさんから『ユー、来ちゃいなよ』と、いきなりレッスンに誘われたんだとか。松本クンはジャニーさんの顔をしばらく知らなかったようで、掃除のおじさんだと思っていた人がジャニーさんだったそう。オーディションを受けずに事務所に入ったのは、ジャニーズの中でも松本クンだけだそうです」。松本のもつオトコの色気、存在感はデビュー前から彼に与えられていた天賦の才能なのである。

 松潤といえばドラマ。彼の俳優業に魅力を感じているファンも多いだろう。KADOKAWAの主催するドラマ賞「ドラマアカデミー賞」では『ごくせん』と『花より男子』で助演男優賞を、『バンビ~ノ!』と『ラッキーセブン』で主演男優賞を受賞している同賞の常連である。しかし同じく嵐の中で演技力があると言われる二宮と松本のスタイルは対局にあるように思う。二宮は与えられた役柄を完璧に(あるいは期待されている以上に)演じる「憑依型」の役者。それに対し松本はすでに確立したスタイルで、誰にも出来ない役を自分のものにしてしまうタイプ。どんな役柄も松潤ブランドに染まってしまう「唯一無二」な俳優、ドラマ自体がもう「松潤ワールド」に染まるのだ(そのため、ストーリーに「ハマる」役柄のときと合わない役柄のときでギャップの激しい役者でもある)。俳優や役者業を営むものは数あれど、他に代替の効かない存在という評価ほど嬉しいもの、欲しいけど得がたい立ち位置はないのではないだろうか。

 さて、リアルサウンドは音楽サイトなので、彼の歌についても論じていこう。松本は以前テレビの音楽番組に出演した際「自分は歌があまりうまくない」といった旨の発言をしていた。確かに正直なところ、彼のソロパートでは聴いていてヒヤリとすることもある。しかしこれを松本の歌唱力だけのせいにして責めるのは少々酷な話だ。というのも彼の歌声は地声と異なりハイトーンであり、ソロパート自体も高めのキーに設定されていることが多い。音楽を少しでもかじったことのある方ならご理解いただけると思うが、ハイトーンボイスで声の線が細くなるほどその音程や調子をコントロールするのが難しくなるというのはよく知られた話。さらに松本は歌声に感情を込めて歌うタイプなので(個人的にはそれが彼の魅力でもあると思う)、なおのこと歌を「上手くまとめる」ことが難しいのだ。とはいえ、そういったテクニック的なことはトレーニング等でいくらでも改善できること。むしろ「自分の感情にまっすぐに歌う」といった類のものの方が後天的に身につけるのは難しいのだ。事実、松本の歌唱はキャリアを重ねるにつれ年々良くなっているように思う。昨年発表されたアルバム『LOVE』収録の「Dance in the dark」におけるスイングジャズに乗った歌声しかり、円熟味を増してオトナの甘い雰囲気を醸し出せるようになってきた。元々彼のソロ曲はジャンルをまたがりバラエティに富んだものだったが、今後どういった楽曲にチャレンジしていくのか。アダルティな方向も味があって魅力的だが、個人的には若いころのような元気に満ちた勢いある楽曲も聴いてみたいところだ。(北濱信哉)

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