ワン・ダイレクションと嵐の共通点とは? メンバー間の関係性から読み解く

リアルサウンド / 2014年2月23日 11時56分

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 日本におけるワン・ダイレクションの注目度が、ここへ来て急激にアップしている。2月12日に発売されたツアー・ドキュメンタリー映画『ワン・ダイレクション THIS IS US』が、今週のDVDチャートの映画部門で首位を獲得したのはもちろん、昨年11月にリリースしたサード・アルバム『ミッドナイト・メモリーズ』も、同じく週間アルバム・チャートの洋楽部門で、再び首位に返り咲くという快挙を達成。実質的に現在最も“売れている”洋楽アーティストは、ワン・ダイレクションと言っても過言ではないほどの状況が、いま日本で生まれているのだ。

(参考:嵐の“打たれ強さ”はどこから来る? メンバー間の関係性から読み解く)

 その大きな要因のひとつとして考えられるのは、以前紹介したように、何と言っても1月14日から全国で順次オンエアがスタートした、NTTドコモ「ドコモの学割2014」のテレビCMへの出演だろう。5人全員をフィーチャーした「Message from 1D~たった3年で人生は変わる。~」篇に加えて、現在は個々のメンバーに焦点を当てた「ナイル」篇、「リアム」篇、「ハリー」篇の3本が、順次展開中。それにしても、「たった3年で人生は変わる。」というキャッチコピーと、ワン・ダイレクションの相性の良さは、やはり格別のものがあったように思う。CMのなかで、彼らは3年前の自分たちについて、それぞれ次のように語っている。

「3年前までは、平凡な毎日だった。アイルランドの小さな町に住んでいて、普通に学校に行って、試験があって、友達とサッカーしている、ごく普通の16歳。それが全て変わった」(ナイル)。「最初の3年は真面目で成績も良かった。残りの2年はやる気が起きなくて全然勉強しなかった。家に帰っても宿題やらなかったりすごく怠け者の生徒だった。さすがに親父に怒られたよ(笑)」(リアム)。「3年前までは、かなり素朴な毎日だった。学校に通って、地元のベーカリーでバイトしてた。楽しかったよ。学校ではまあまあ上手くやってたかな。おしゃべりばかりしてたけどね(笑)。学校は好きだったよ。宿題が嫌いだっただけで」(ハリー)。

 そこで改めて思うのは、彼らの圧倒的な“普通さ”である。イギリスにかかわらず、どこの国にもいるような、ごく普通の生活を送っていたティーンエイジャーから、全世界トータルで3500万枚もの売り上げを誇る、当代きっての世界的なボーイズ・グループへ。そんな彼らの存在に重ねられた「たった3年で人生は変わる。」という言葉の持つ説得力は、実に圧倒的なものがある。実際に彼らは、たった3年で激しくその人生が変わってしまったのだから。これを“夢”と呼ばずに何と呼ぼう。ファンのみならず、多くの人々を惹きつけてやまない「物語」が、この短いCMのなかに描き出されているのだ。さらに、そのCMに絡めてもうひとつ指摘しておきたいのは、CMのオフショット風景などからもうかがい知ることのできる、メンバー同士の「仲の良さ」である。

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