嵐・松本潤は弁護士役をどう演じる? 『HERO』木村拓哉に匹敵できるか

リアルサウンド / 2016年3月9日 6時10分

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 4月からTBSの日曜劇場枠で放送されるドラマ『99.9−刑事専門弁護士−』が非常に面白そうだ。大きな話題を呼んだ『失恋ショコラティエ』以来2年ぶりとなる嵐の松本潤の主演作で、しかもTBSのドラマ枠で最も注目を集める日曜9時の枠なだけに、期待が膨らむ。同じ4月クールには局と曜日は違えど、大野智の主演ドラマ『世界一難しい恋』も控えているだけに、嵐メンバー同士の視聴率争いも気になるところだ。

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 松本潤といえば、嵐の5人の中でもとくに俳優としてのイメージが強い。たしかに5人ともソロで出演するドラマや映画は多く、アーティストとしても俳優としても実力を発揮しているグループではあるが、松本潤には何と言っても『花より男子』での道明寺司役という最高のハマり役があって(例えば櫻井翔の場合だと『木更津キャッツアイ』のバンビ役か『謎解きはディナーの後で』の影山役で迷ってしまうし)、その一本で築かれたイメージが俳優としての輝きを目立たせている印象だ。

 もちろん、それだけに留まらず、彼の俳優としてのキャリアは伊達じゃない。ジャニーズの人気スターが歴代務めている『金田一少年の事件簿』で二代目「金田一一」を演じ、大人気シリーズ『ごくせん』では第1期の生徒役の中心を飾り、月9ドラマでは3度の主演を張っている。主演した映画も、ほとんどが安定したヒットを記録しており、今回のドラマでも共演する榮倉奈々と兄妹役を演じた『僕は妹に恋をする』こそ、目立った興行成績ではないものの、公開規模から考えるとかなりのヒット作であった。

 今回彼は初めて弁護士役に挑む。弁護士を描いたドラマというと、最近では『リーガルハイ』のようなタイプを想像する人も少なくないだろう。これまで多くの映画やドラマで描かれてきた職業ではあるが、タイトルにも含まれているように、「刑事専門弁護士」を描くというのは意外と珍しいのだ。

 今まで作られてきた弁護士ドラマを思い出してみると、『離婚弁護士』や『カバチタレ』など、民事事件を主題にしたものが多い。それはやはり、視聴者の生活と直接結びつく法律論でなければ小難しくて敬遠されてしまいかねないし、感情移入もされやすいからだろう。そして何より、日本の刑事事件の99.9%が裁判で有罪になるということである。つまり弁護士は裁判になると99.9%負けるということであり、主人公が負けるドラマを観たい人など誰も喜んで観たいとは思わないのである。ことに、単発のドラマであれば1度だけなので、無罪を勝ち取ることに感動があるかもしれないが、これが連続ドラマになれば、違和感しか生じ得ないということである。

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