中国のくず鉄輸出が過去最高、前年比数千倍に―米華字メディア

Record China / 2018年2月22日 22時0分

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21日、米華字メディアの多維新聞によると、2017年の中国のくず鉄輸出量が過去最高を記録した。資料写真。

2018年2月21日、米華字メディアの多維新聞によると、2017年の中国のくず鉄輸出量が過去最高を記録した。

中国鋼鉄工業協会のデータによると、2017年の中国のくず鉄輸出量は220万トンで、わずか1000トン前後だった2016年の約2200倍となった。

新華社の21日付報道によると、中国では昨年、質の悪い鉄鋼製品である「地条鋼」の全面的な取り締まりと、中周波炉の停止が行われた。この影響によって7000万〜8000万トンのくず鉄が販路を失い、供給過多によってくず鉄の価格が低迷したという。このため40%という高い輸出関税にもかかわらず、大量のくず鉄が輸出される状況になったようだ。

主な輸出国はインドネシア、タイ、ベトナムなど東南アジア諸国で、主に広東省、江蘇省、浙江省、福建省、海南省など南東部の沿海地域から輸出されているとのことだ。

鉄の精錬法には、くず鉄の使用量が10〜30%と少ない高炉製鋼法、使用量が70〜90%に達する電気炉製鋼法があり、世界的には主に電気炉製鋼法が採用されているが、中国では依然として高炉製鋼法による生産が主体となっている。電気価格が高く、鉄鉱石の価格が低い状態が続く中で、高炉製鋼法の経済性が電気炉製鋼法を逆に上回っている状態なのだという。

中国では昨年の集中的な「地条鋼」の取り締まり以降、高炉製鋼法の企業によるくず鉄利用量が増えているものの、依然としてくず鉄は段階的な供給過剰の状態にある。今年、中国政府は電気炉製鋼法の普及をリードしていく予定だ。(翻訳・編集/川尻)

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