「死んだ人はエレベーターに乗ってはいけません」、マンションの貼り紙が物議―中国

Record China / 2018年6月16日 23時30分

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15日、現代快報によると、江蘇省無錫市のマンションにこのほど、「死んだ人はエレベーターに乗ってはいけません」と書かれた紙が貼られ、物議を醸している。

2018年6月15日、現代快報によると、江蘇省無錫市のマンションにこのほど、「死んだ人はエレベーターに乗ってはいけません」と書かれた紙が貼られ、物議を醸している。

無錫市恵山区のマンションの17階に住む95歳の女性が亡くなった。しかし、出棺前日の8日になって突然、マンションのエレベーター付近に「このマンションの住人が死んだら、使えるのは階段だけ。エレベーターに乗ることは絶対に許しません。15号棟住人」と手書きで書かれた紙が貼り出されたという。

これを受け、亡くなった女性の親族は急きょ家族会議を開いた。「エレベーターを使ってはいけないという規則はないし、棺は大きくて重い。(階段で運ぶと)けがをするかもしれないし危険」という意見が出たものの、女性の娘によると「母は温和で誰からも恨まれるようなことはなかった。無理な要求だが、亡くなってからあれこれ言われるようなことはないようにしたい」という理由から結局、階段で運ぶことになった。棺は大きい上に、階段は狭かったため、相当な苦労をして1階まで運んだという。

同紙の記者が不動産管理会社を取材したところ、「私たちには、住民の方にエレベーターを利用させないという権利はありません。しかし、遺体をエレベーターに乗せて良いかどうかは、住人の方の同意を得ないといけません。マンション内に一部、気にする住人の方がいらっしゃったのでしょう」と説明したという。

住民に話を聞くと、「私は気にしないよ。みんないつかは死ぬからね。でも、怖がる人がいるのも確かだよ。特に若い女性なんかは気にするんじゃないかな」という声や、「エレベーターを使われたら、その後使う時怖いよ。前に20階より上の住民が亡くなったときも、階段を使ってたじゃないか」という声が出たという。

98歳になる亡くなった女性の夫は、遺影の前で涙を流しながら「誰でもいつかは死ぬ日が来る。このマンションにも年寄りが大勢いるだろう。みんな死んだら、階段で降りないといけないのか?これは死者を尊重していないよ。もし棺を運べなかったら、このマンションは大きな墓になってしまうんじゃないのか」と嘆いた。

ネットユーザーからは、「95歳といったら大往生じゃないか。何を怖がることがあるんだ」「まったく閉鎖的な迷信だ」「もともと大丈夫だったのに、こんな紙を貼ったらきっと大丈夫じゃなくなるね」「怖いのは亡くなった人じゃなく、生きてる人の方だ」など、エレベーターを使うことに反対した住人への批判の声が大勢を占めた。また、他の住人に気を使って階段で運んだ家族について「正直すぎるだろう」と指摘する声や、「階段で運んでる途中に、(反対している)ご近所さんの家にお邪魔すればいい」と提案する声も寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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