<コラム>日本の人気ブログに“異変”、中国関連の投稿が増える

Record China / 2018年7月10日 21時50分

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人気ブログ、「さぷら伊豆」に“異変”が起きている。その“異変”とは、「中国関連記事」の投稿率が増えてきており、しかも、その記事を見て中国好きになる読者がどんどん増えているというのだ。写真は四川フェス2018に参加するオカモー氏(右)。

「月間70万PV」のブログ「さぷら伊豆!渋谷の平日・伊豆の休日(以下、さぷら伊豆)」の著者で、カリスマブロガーとしても知られるokamooo(オカモー)氏。そんなオカモー氏のブログといえば、まさしくタイトルそのままに、平日の渋谷グルメや休日の伊豆グルメ観光情報を中心に紹介していくというもの。

オカモー氏のブログ「さぷら伊豆」は、歯切れの良い文章、そしてオカモー氏のユニークな人柄で人気に火が付き、2007年の開設から数年で「月間70万PV」を誇る人気ブログにまで成長。オカモー氏本人は、2011年にGoogle Japanから、伊豆を代表する「こだわり人」のひとりとして広告キャラクターに選出された。

そんな「さぷら伊豆」だが、ここ最近ある“異変”が起きているという。その“異変”とは、なんと「さぷら伊豆」に「中国関連記事」の投稿率が増えてきており、しかも、その記事を見て中国好きになる読者がどんどん増えているというのだ。

読者の中からは、「オカモーのブログを見て、はじめて青島ビールを飲んでみた」「オカモーのブログを見て、今年の四川フェス2018に参加した」という声もチラホラ。

そんな、すさまじいインフルエンサーっぷりを発揮するオカモー氏に、中国と関わることになったキッカケを語っていただいた。

筆者:オカモーさん、今回は取材に応じていただきありがとうございます。オカモーさんに話を聞いてみたいと思ったのは、実際に自分の友人から「オカモーのブログ見て、四川フェス2018に参加した」とか、「中国を好きになった」って話を直接聞いたことがキッカケなんですよね。今まで、中国に対して、まったく興味もなかった人を行動させて、そして中国好きにさせてしまう、その影響力って半端ないなと(笑)。しかし実際のところ、何故いきなり中国だったんですか?

オカモー氏:いや、本当にたまたま中国なのよ。ある日、東京の書店をブラブラしてたら、「涙を流し口から火をふく、四川料理の旅(中川正道、張勇)※以下、中川さんの本」っていう本を偶然見かけたのね。んで、中身をパラパラってめくってみたら、すっごい美人さんが載ってたから、うわー、なんか楽しそうな本だな!って期待して買ったら、超がつくくらい真面目な正統派の四川旅行、四川料理を楽しむための本だったのよ。最初は、えー?想像してたのと全然違うわーって思ったんだけど、まあせっかく買ったんだから最後まで読んでみようと。

筆者:ほうほう。動機めっちゃ不純(笑)。それで、最後まで読んでみてどうでした?

オカモー氏:率直に「すげー面白い!」って思った。そして四川に行ってみたいって純粋にそう思って、すぐに四川旅行の準備をはじめた。俺、中国語なんか何も話せないんだけどさ、中川さんの本って中国語話せない人でも現地で言葉が通じるように、いろんな中国会話集にカナがふってあってさ、実際にそれ見て話したら、大体の場所で簡単な言葉は通じちゃうんだよね。

筆者:いやいやいや、その行動力がすごすぎる(笑)。ちなみに、実際に四川に行ってみて感想はどうでしたか?

オカモー氏:んー、やっぱり中国人は心が温かい人が多かったよね。四川料理博物館のスタッフさんなんか、俺が全然言葉話せない外国人だってわかると、わざわざバス停まで送ってくれたりさ。違うバスが来ると、「あなたの乗るバスはあのバスじゃない」って教えてくれて、結局その人、正しいバスが来るまでバス停で一緒に待っててくれたんだよ。

筆者:心温まる良い話ですね。ちなみに、肝心の四川料理はどうでしたか?

オカモー氏:いやー、とにかく美味いね!!四川って人口が1億人近い地域なんだけど、皆、とにかく食べることに対して貪欲。そして皆が皆、より美味いものを食べたいって思ってるから、常にどんどん美味しい料理が生みだされる土壌があるんだよね。例えば、大通りのビルなんかで日本と比較すると、日本って1階、2階は大体アパレルとかがテナントで入ってるビルが多いじゃない。でも、四川は見渡す限りのビルの1階、2階のテナントにレストランがはいっているんだよ。こういうところにカルチャーショックというか、「食べるということに対する考え方の違い」を感じたなあ。

筆者:それが中国に関わりはじめることになったキッカケだったんですね!

オカモー氏:そうそう、それで帰国してすぐ、中川さんに「本を読んで四川に行きましたー」って連絡してみたんだよね。そしたら「おおっ、そしたら今度、四川フェスという祭りをやるので、一緒に何かやりませんか?」って誘われて、それから一緒に色んなイベントに協力するようになったというわけ。

筆者:なるほど、こうして聞くと、やはりオカモーさんは「中国との縁」があるなーと感じますね。

オカモー氏:中川さんと知り合って、中国関連のイベントに参加するようになってからは、自身でも「餃子を手作りして青島ビールを飲むイベント」や、「麻婆豆腐を手作りして食べるイベント」とか、いろいろ中華料理イベントを主催するようになったよね。

筆者:日本人が食を通じて、中国料理、中国文化に対する理解を深める。そうして日中両国が相互理解を深めることによって、結果として日中両国の友好関係に繋がってゆくことは素晴らしいと思います。

オカモー氏:俺は世界中の色んな国を旅してきて、今まで色んな人を見てきて思ったことがあるのね。それは「人間、本当に悪い人なんていないってこと」。例えば、ある人から見れば悪い人でも、別の人から見れば良い人かもしれない。結局付き合い方の問題なだけ。だから、俺は全ての人に対して偏見を持たないようにしているよ。

筆者:最後に、今後どのように日本人が中国人と付き合っていくべきか?オカモーさんの考えをお聞かせください。

オカモー氏:んー、中国ってすごいスピードで、既存の流行や価値観が変化していく国だから、日本もその中国のお国事情を理解した上で中国人と付き合っていくことが今後の課題になるんじゃないかなって、俺はそう思うね。

1冊の本が、オカモー氏の中国観を変えたことで、今まで中国や中華料理に興味を持たなかった多くの日本人に、中国文化と触れ合うキッカケが生まれることになった。見えない点と線で色んなモノ、人が繋がって、それが少しずつ社会を動かす大きなチカラとなっていく。

そうして、次はどんな化学反応が起こるのか。このパルプンテ的な展開にワクワクする。いろんな人がいて、いろんな日中友好の形があってもイイよね。人と人を繋ぐチカラ、半端ないって(笑)!!改めて、今回そう思った。

■筆者プロフィール:ゆーちゃん(渋谷汪子)
大手商社総合職だった父親、国際線CAだった母親に、グローバル人材になるための教育を受けるが、まったくと言ってよいほど勉強に興味が持てず落ちこぼれる。99年より、大好きだった三国志に触発され中国留学を決意。数年の北京生活を経て、中国という国の魅力にドハマりする。自身が代表を勤める「一般社団法人Japanese&MandarinUnion-JMU」は、首都圏最大の中国語コミュニティの1つとなっている。

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