日本の出国税徴収による中国への影響は?―中国メディア

Record China / 2019年1月10日 13時50分

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日本を出国する人から1人1000円を徴収する国際観光旅客税、いわゆる「出国税」が7日から始まった。写真は東京ディズニーリゾートの広告。

日本を出国する人から1人1000円を徴収する国際観光旅客税、いわゆる「出国税」が7日から始まった。出国税は、国籍を問わず、飛行機や船舶で日本を出国する2歳以上の人から、1人1000円を徴収する。旅券を購入すると、代金に上乗せされ、航空会社や船舶会社などの国際旅客運送事業者が徴収し、翌々月末までに国に納付する形で、それが単独で徴収されることはない。

また、最近、日本円が円高に振れており、最大で6%高となっている。こうした状況を受けて、春節(旧正月、今年は2月5日)期間中の中国人の日本旅行にはどんな影響が出るだろうか?旅行サイト・携程網を取材したところ、現状を見るかぎり、春節期間中における日本旅行は依然として一番人気となっていることが明らかになった。

■出国税は旅行料金の100分の1未満

業界関係者は、人民元に換算して約64元の「出国税」が、中国人観光客の日本旅行代金に上乗せされる形となるものの、旅行代金全体に占める割合からするとわずかで、中国人観光客の日本旅行に対する熱意がそがれることはほとんどないと分析している。携程網の「2018年訪日中国人観光客旅行報告」によると、18年の日本ツアー旅行に参加した中国人観光客1人当たりの消費金額は6516元(約10万4000円)、自由旅行では6789元(約10万8000円)となっており、「出国税」の金額はその100分の1にも満たない。

携程網への取材によると、「出国税」導入の日本旅行予約への影響は見られないことが分かった。携程網のウェブサイトや実店舗での予約状況を見ると、すでに数万人が日本ツアー旅行や自由旅行を予約している。

■今年の春節に日本旅行に行く中国人は前月比で40%増

日本旅行を計画している人なら、最近円高となっていることに気付いているだろう。円は最近、対人民元で最大6%高となっている。

携程網の海外旅行担当者・肖吟元さんは「円高になっているものの、春節期間中の日本旅行は値上がりしていない。春節期間中の日本ツアー旅行はすでに売り切れている。そのため、ツアー旅行の料金が円高の影響を受けることはない」と説明している。

ただ、個人で飛行機のチケットやホテルなどを予約する自由旅行者の場合、日本のホテルの料金などが円高の影響を受け、割増となる可能性があるという。対人民元で円高となると、日本でショッピングをしたりする際、中国人観光客はより多くの出費を強いられることになる。そのため、プラットフォームを通してパックツアーの自由旅行を予約すれば、個人で直接ホテルなどを予約するよりも安くすむ可能性があり、一部の旅行社は飛行機などをチャーターしており、この場合も円高の影響を受けにくくなるとアドバイスしている。

しかし円高になっているにもかかわらず、中国人にとって春節期間中の日本旅行は相変わらずの人気の高さだ。今月4日時点での予約状況を見ると、今年の春節期間中に日本旅行に行く中国人観光客は前年同期比40%で、1人当たりの消費金額は9000元(約14万4000円)となりそうだ。

また、元旦以降、人民元を日本円に両替する中国人観光客が大幅に増加しており、事前にレートを固定することで、リスクを抑えるオンライン両替プラットフォームが人気となっている。例えば、携程網の外貨両替サービスを見ると、アプリや実店舗を通してすでに50万人以上が同サービスを利用しており、うち、円への両替が一番人気となっている。外貨両替サービスを利用するユーザーの5人に1人が人民元を円に換えている。元旦以降、両替サービスの利用量は前月比で30%増となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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