市販の水餃子からアフリカ豚コレラのウイルスを検出、当局が本格的調査に着手―湖南

Record China / 2019年2月17日 8時30分

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湖南省湘西土族(トゥー族)苗族(ミャオ族)自治州内のスーパーで売られていた冷凍水餃子から、アフリカ豚コレラのウイルスDNAが検出されていたことが分かった。写真は問題が見つかった三全食品の製品。

湖南省湘西土族(トゥー族)苗族(ミャオ族)自治州内のスーパーで売られていた冷凍水餃子から、アフリカ豚コレラのウイルスDNAが検出されていたことが分かった。中国メディアの界面が2019年2月16日で報じた。

州内の複数のスーパーが扱っていた冷凍食品のサンプル計12点から、三全灌湯水餃という名の商品3点から、アフリカ豚コレラのウイルスDNAの陽性反応を示したという。

製造元は河南省鄭州市に本社を置く三全食品有限公司で、当局は15日までに、該当する出荷番号のある商品すべてを販売店の棚から撤去させるなどの対策を取ったという。

同問題は、インターネットで情報が出回ったことで広く知られるようになった。当局は、インターネットの情報には正確でない部分があるとした上で、三全灌湯水餃の商品サンプル3点にアフリカ豚コレラのウイルスの陽性反応が出たことは事実と認めた。

当局は、ウイルスが含まれている恐れのある食品の数量についてはまだ把握しておらず、調査を進めているという。

三全食品の創業は1993年。中国で最も早く冷凍食品の製造を始めた企業の一つで、同業者の中では会社規模も市場ネットワーク規模も最大級という。

中国では2018年夏から、アフリカ豚コレラの発生確認が多く伝えられるようになった。現在確認できるものだけでも、同年12月には全国20カ所で感染発生の発表や報道があった。2019年になっても感染の発生確認は続いている。

なお、アフリカ豚コレラは豚やイノシシに特有の病気であり、人には感染しない。そのため、冷凍食品にウイルスが混入していても消費者への健康被害はさしあたって心配する必要はないが、中国ではこれまでも大手食品会社の製品からウイルスの混入が確認された例があり、感染拡大防止のための防疫体制に不備が存在すると言わざるをえない状況だ。(翻訳・編集/如月隼人)

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