襲われた女性を助けた男性が14日間拘留された事件、検察が不起訴決定=中国ネット「勇敢に行動しても良いことない」

Record China / 2019年2月22日 0時20分

写真

福建省福州市で女性に暴行していた男性を止めに入った別の男性が公安機関から拘留処分を受けて波紋を呼んだ問題で、同市の検察当局は21日、拘留された男性の不起訴処分を決定した。写真は趙さん。

福建省福州市で女性に暴行していた男性を止めに入った別の男性が公安機関から拘留処分を受けて波紋を呼んだ問題で、同市の検察当局は21日、拘留された男性の不起訴処分を決定した。

昨年12月26日、同市内の住宅で50歳の男性、李(リー)さんが知人の27歳の女性と口論を起こし、2人はもみ合いになった。騒ぎを聞いた上階に住む22歳の男性、趙(ジャオ)さんが止めに入った際、李さんの腹を蹴るなどして結腸破裂のけがを負わせた。趙さんは李さんが倒れた隙に女性を逃がしたが、公安当局は趙さんを傷害容疑で刑事拘留した。

この件が17日に報じられると、ネット上では女性を助けながら拘留処分を受け、起訴や実刑判決の可能性まで生じた趙さんに対する同情の声が殺到。支援を申し出る人物まで出る騒ぎとなった。

同市公安局は21日、この件に関する通知を発表。それによると、同市晋安区人民検察院は趙さんの行為を正当防衛と認定、防衛行為が過剰で相手に重傷を負わせたと指摘しつつ、「社会の正しい風紀を発揚し、勇敢に行動することを奨励するため」として不起訴の決定を下した。

一方、負傷して入院し、手術を受けた李さんについては、住宅への不法侵入罪により公安当局が監視処分を科すとともに、回復状況を見て法的措置を取ることを明らかにしている。

検察当局の判断について、中国のネットユーザーからは「不起訴になって良かった」「14日間もムダに拘留させられて、賠償を求めることはできないのか」などの感想が寄せられた。また「正義のために勇敢に行動しても(今回のように)良いことがないので、私はやらない」「趙さんももう行動しない方がいいよ」など、当局が推奨する「勇敢な行動」をこの先も取らないとするユーザーが目立った。(翻訳・編集/川尻)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング