台湾と国交断絶したソロモン諸島とは―南太平洋の島国、かつての激戦地「ガダルカナル」も

Record China / 2019年9月17日 9時40分

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中華民国(台湾)とソロモン諸島(写真)が16日付で国交を断絶した。ソロモン諸島は南太平洋の複数の島により構成される国で、第2次世界大戦中に激戦地となったガダルカナル島も同国の一部だ。

中華民国(台湾)とソロモン諸島が16日付で国交を断絶した。ソロモン諸島が同日、中国との国交樹立と台湾との国交断絶を閣議決定し、台湾側も断交の措置を決めた。

台湾の蔡英文総統は同日夜に記者会見を開き、外交攻勢をかける中国を「国際秩序に対する公然たる挑戦と破壊」、「(台湾の)2300万人は(中国が提案する)『一国二制度』を受け入れないと信じる」「中国のいじめに直面して、台湾人は勇敢に団結して世界に向けて進まねばならない」と強く反発した。

中華民国と外交関係を維持する国は16カ国になった。地域別ではオセアニアが5カ国(キリバス、ツバル、パラオ、マーシャル諸島、ナウル)、アフリカが1カ国(エスワティニ)、中南米が9カ国(グアテマラ、セントクリストファー・ネービス、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、ニカラグア、ハイチ、パラグアイ、ベリーズ、ホンジュラス、セントルシア)、欧州が1カ国(バチカン)だ。

蔡英文政権が発足した2016年5月20日以降では、アフリカのブルキナファソとサントメ・プリンシペ、中南米のパナマ、ドミニカ、エルサルバドル、今回のソロモン諸島と、計6カ国が台湾と断交した。

ソロモン諸島を最初に発見した欧州人はスペイン人だったが、19世紀から20世紀初頭にかけて全域が英国植民地になった。第2次世界大戦中の1942年には日本軍が進出。ソロモン諸島南部にあるガダルカナル島での日米両軍の戦いは、日本軍将兵にとって最も過酷な戦いの一つになったことで知られる。最大の原因は補給手段が拙劣だったことで、死者1万9000人余りの半数以上が餓死や戦病死だったとされる。現在でも同島では日本人戦没者の遺骨収集が続けられている。(翻訳・編集/如月隼人)

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