中国第5世代戦闘機の「F-35パクリ疑惑」に露メディアが反論

Record China / 2019年10月23日 22時40分

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ロシアメディア・スプートニクは22日、米国が中国の戦闘機などを「パクリ」と揶揄していることについて反論する評論記事を掲載した。写真はJ-20。

ロシアメディア・スプートニクは22日、米国が中国の戦闘機などを「パクリ」と揶揄していることについて反論する評論記事を掲載した。23日付で環球時報が伝えた。

スプートニクに掲載された評論記事はまず、「中国は長きにわたり、米国の国防技術を盗んでいると米国の組織やメディアによって指摘されており、その兵器は米国の『パクリ』だと嘲笑されてきた。しかし、米国のこうした指摘は深く掘り下げられることは少ない」とした。

例として、中国のJ-20ステルス戦闘機を挙げ、「中国が米国の第5世代ステルス戦闘機であるF-22やF-35に対抗するために製造した。米国の同世代の戦闘機と比較するのは良いが、米国の評論家の多くは表面上の相似性を『中国のエンジニアが米ロッキード・マーティン社から設計図を盗み出した』ことの証拠として挙げているのである。西側諸国が中国への恐怖を宣伝するにつれ、J-20への攻撃も増えていった」と論じた。

その上で、今年8月にウクライナを訪問したボルトン米大統領補佐官が「中国の第5世代戦闘機は見た目がF-35に似ている。なぜなら、F-35から盗んだからだ」と発言したこと、米ナショナル・インタレスト誌が「北京(中国)はこれまでずっと外国の技術を盗み、リバースエンジニアリング(製品の構造を分析して製造方法や設計図を調査すること)で自分たちの武器をつくってきた」と報じたことを紹介した。

記事は、「西側のこうした指摘は中国のヘリZ-20でも見られる」とし、Z-20が米シコルスキー・エアクラフト社製の「UH-60ブラックホーク」のコピーだとの指摘があることについて、「エンジンやフライ・バイ・ワイヤ、アビオニクス、その他の機能はブラックホークとは明らかに異なる」と反論。さらに「もし中国がF-35をコピーしたというのなら、なぜJ-20は(F-35のように)欠陥があり、金を浪費するプロジェクトにならなかったのか」と疑問を投げ掛けた。

そして、「J-20とF-35が似ているという有力な証拠は何か。米国では、F-35のEOTS(電子光学照準システム)に酷似したものがJ-20にもあると指摘されている。しかし、実際の任務や目的が異なれば、2つのシステムは決して似ているとは言えない」と主張。「2017年に中国のハッカーが米国や豪州からF-35に関する資料を盗み出したと報じられたが、J-20は2011年に、FC-31は2012年にそれぞれ試験飛行を行っており、設計に影響を与えたというのはあり得ない。ハッキングしたのが中国人であるという具体的な証拠もない」とした。

記事はこのほか、「J-20はF-35の模造品だと言われるが、サイズだけでもそれを否定できる。J-20の全長は21.1メートルほどだが、F-35は15.67メートルほど。FC-31にしても16.9メートルほどだ」「F-35のエンジンは単発だが、J-20とFC-31はいずれも双発だ」などと違いを指摘した。(翻訳・編集/北田)

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