ドラマで人気に火が付いた柿、収穫作業に日給1万5000円?―中国

Record China / 2019年11月9日 18時10分

写真

人気テレビドラマ「長安十二時辰」の影響で、ドラマに登場した「火晶柿」の人気も急上昇、今年の価格が跳ね上がり、注文量も激増した。

人気テレビドラマ「長安十二時辰」の影響で、ドラマに登場した「火晶柿」の人気も急上昇、今年の価格が跳ね上がり、注文量も激増した。10月31日、陝西省西安市に登場した「火晶柿収穫作業員、月給3万元(1元は約15.3円)」という求人広告がネット上で話題になった。この求人広告は、西安の果物業者が、日給1000元で火晶柿の収穫作業をする人を募集したもので、多くのネットユーザーは、冗談交じりに、「今の仕事を辞めて柿を収穫に行こうかな」と投稿した。北京青年報が伝えた。

この求人広告を出した西安市臨潼区で果物業を営む張博攀さんは、10月31日午後、「この広告は、確かに私が出したものだ。『日給1000元』という報酬は、数日前から西安で雨が続いたため、急ぎ柿の収穫を行う必要が生じたからだ。広告を出した後、5人採用した。最も長かった人は1週間作業してくれた。今は天気が良くなり、柿を収穫する作業員はそれほど必要なくなった」と説明した。

〇日給1000元の作業員、条件は?

10月31日、あるネットユーザーが、「西安の街頭で、ある求人広告を見つけた。柿を収穫する作業員を募集する広告で、『急募:柿収穫作業員を数名募集。勤務地は臨潼区兵馬俑近く、仕事は随時スタート可能。作業期間は1カ月、報酬は日給1000元』とあった。また、『この作業では、柿の木に登る必要があり、1日の収穫量は300キログラム以上』と添えられていた」との情報を発信した。

この広告にもとづき計算を行ったネットユーザーは、「1カ月間毎日仕事すれば、3万元稼げることになる」と投稿。また別のネットユーザーは、「今の仕事を辞めて柿の収穫に行こうかな」と冗談交じりでコメントした。一方で、誇大広告ではないかと疑いの目を向け、「火晶柿の卸価格は1元くらいなので、作業員1人が1日300キロ収穫したとしても、売上は人件費を賄うだけで精一杯、ほとんど利益は出ないだろう」とする声もあった。

張博攀さんはこれについて、「うちには、数本の柿の木しかない。自分が販売している火晶柿のほとんどは、近隣の果物農家から買い付けてきたものだ。今年の仕入れ単価は1個1.4元ほど。普段は全て農家が自分たちで収穫しているが、雨の日は農家が収穫作業をしないので、出荷できる品物がない状態になりやすい」と話した。

また、張さんは、「今年10月中旬から、西安では雨が続いた。熟れる時期が近づいた火晶柿を木になったままにしておくと、雨が降ると割れてしまいやすい。だから、あの時は出来る限り急いで熟しかけた柿を収穫しなければならなかった。これは、柿の生産量を維持して損失を減らすためであり、取引先に確実に出荷するためでもあった。今年の柿の注文はかなり早い時期から入っていた。早々と7月に予約注文をした取引先もあった。私たちが収穫作業員を雇うための人件費と、柿の取引先買取価格はほとんど変わらないが、出荷が保証できて評判が落ちなければそれでいい」と説明した。

〇「長安十二時辰」で一躍人気者となった火昌柿

張さんはさらにこう続けた。「私は生まれも育ちも西安臨潼で、兵馬俑の近くで大きくなった。だが、火晶柿はこれまでそれほど注目されていなかった。柿は普段、ほとんど面倒を見る必要がない。剪定や農薬散布も必要なく、放っておいてもよく育つ。秋になったら実を収穫すれば良いだけだ。これまでは、兵馬俑の見学に来た観光客が少し買って食べるだけだったが、今年は『長安十二時辰』が放送されたことで、この柿の人気も急上昇した」。

「毎年、約40トンの火晶柿を販売してきたが、今年の販売量は100トン前後に上る見通しだ。ここ数日天気が好転してきており、果物農家も自分たちだけで収穫できるようになった。うちが仕入れる柿も増えてきたので、収穫作業員を別途雇う必要はなくなった」と張さんは言う。

「西安臨潼地区の柿の木の多くは、樹齢数十年、高さは7~8メートルあり、木に登って収穫する必要がある。求人広告を出し、計5人の作業員を雇用した。最も長かった人で1週間、他の人は3~4日間だけだった。全員に日給1000元で報酬を渡した。作業員はだいたい50歳前後、全員地元の人で、小さいころから柿を摘んだ経験があった。あまり若い人は危なっかしくてとても雇えない」。(提供/人民網日本語版・編集KM)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング