奄美大島沖で遭難信号出した貨物船、42人行方不明、牛5800頭が海中に―独メディア

Record China / 2020年9月4日 15時20分

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、遭難信号を出したパナマ船籍の貨物船について、「乗組員42人が行方不明。船は牛5800頭余りを運搬中で、3日に中国に到着する予定だった」と報じた。写真は京唐港。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは3日、2日未明に奄美大島沖で遭難信号を出したパナマ船籍の貨物船について、「乗組員42人が行方不明。船は牛5800頭余りを運搬中で、3日に中国に到着する予定だった」と報じた。

記事は、先月14日にニュージーランドを出発した貨物船が中国・京唐港(唐山港に属する港湾)に向かう途中で台風9号の影響を受けたと説明。捜索にあたった海上保安本部に救助されたフィリピン人の乗組員が、「波を受けて転覆、沈没する前にエンジン1つがすでに故障していた」などと語ったことを伝えた。

この船は2002年に建造された長さ約139メートルの家畜運搬船で、事故当時はフィリピン人39人、ニュージーランド人2人、オーストラリア人2人の計43人が乗っていたという。

記事は「5800頭余りの牛が海水に流された」としており、この事故をめぐってニュージーランドの動物保護団体が「生きた家畜の輸出に伴うリスクが人々に示された」と指摘したことを説明。「われわれの心は行方不明になった乗組員の家族とともにある。だが、このような取引がなぜ許され続けているのかなど多くの問題が解決に至っていない」という団体責任者のコメントを伝えたほか、「たくさんの動物が輸送中に死ぬという出来事を受け、ニュージーランドは昨年から生きた家畜の輸出に対する評価を始めた」と述べ、今回の事故後に同国の第一次産業省が「生きた牛の輸出申請への承認を一時停止した」と表明したことに言及した。(翻訳・編集/野谷)

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