韓国が計画中の軽空母、「高宗の虚勢を想起させるショー」と主要紙が酷評、日本への「幼稚な競争心理」とも

Record China / 2021年1月24日 8時20分

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韓国海軍が計画中の軽空母について、主要紙は大韓帝国の皇帝・高宗が購入した軍艦になぞらえ、「高宗の虚勢を想起させるショー」と酷評した。朝鮮王朝第26代王の高宗が即位する前、12歳まですごした場所雲峴宮

韓国海軍が計画中の軽空母について、朝鮮日報は主筆名のコラムで大韓帝国の初代皇帝・高宗が海外から購入した軍艦になぞらえ、「高宗の虚勢を想起させるショー」と酷評した。「ショー」とまでした理由は「この軽空母をめぐる韓国軍の作戦上の所要が何なのか分からないから」だ。

コラムは高宗が1903年に3400トン級の軍艦を海外から購入したと紹介した。その軍艦は80ミリ砲4門で武装していた。現在の韓国海軍の次期護衛艦が2800トン級で全長122メートルに達するので、3400トン級といえばかなりの規模の軍艦となる。

当時の朝鮮は世界の最貧国の一つ。既に崩壊した状態で海軍はもちろん、陸軍すら有名無実だった。そんなありさまでなぜ、どういう資金で運用するつもりで3400トン級の軍艦を購入したかの答えは、当時の国防長官の上疏(じょうそ、事情を書いた書状を上に奉ること)にある。

国防長官は高宗に「大韓帝国は3面が海なのに1隻の軍艦もなく、隣国に対し恥ずかしい」と訴えた。軍の作戦上の必要に対する言及はなく、「恥ずかしいから」軍艦を買おう、と言った。同年4月にこの軍艦が済物浦港に入った。「揚武」号だ。ところが揚武号は一度たりとも軍の作戦に投入されたことがない。最初にしておそらく唯一だったであろう任務は、高宗の即位40年を祝う礼砲の発射だったという。

艦載機十数機を搭載する軽空母について、コラムは「韓国国民の税金6兆ウォン(現在のレートで約5700億円)台が投じられる事業だ。実際には10兆ウォン(約9500億円)を超えるだろう」と指摘。「空母は基本的に広い海域の制空権を握るための戦力だ。米国、英国、旧日本、ロシア、フランス、イタリアなど海が広く、海外領土を持っていた国々に必要だった」と続けた。

さらに「韓国は守るべき海が広くない」と説明。「陸上基地から発進する戦闘機が東海(日本海)、西海(黄海)、南海(東シナ海の一部を含む韓国の南側の海域)のEEZ(排他的経済水域)のどこであろうと速やかに到達する。空中給油機の配備で独島(日本名・竹島)、離於島も十分な作戦範囲内に入った。韓国そのものが空母なのだ」とした。

その上でコラムは「軽空母配備の発表は日本がヘリコプター搭載護衛艦をF-35B搭載軽空母に改造すると公表した後に出てきた。非専門的かつ幼稚な競争心理だと思う。高宗時代になぞらえるなら、『日本に比べて格好がつかない』というものではないか」と論評。「それでも予算6兆ウォンを取ることになった海軍は喜び、反対すべき空軍は文在寅大統領の顔色をうかがっている。ショー統領、ショー政権とはいうが、6兆~10兆ウォンを投じて、必要もなく軽空母ショーをやるとは思わなかった」と皮肉った。(編集/日向)

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