米海軍、南シナ海で2個空母打撃群の合同演習、中国に軍事力誇示、仏原潜もパトロール

Record China / 2021年2月13日 6時0分

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米海軍の2個空母打撃群が南シナ海で合同演習を行った。軍事拠点化を進める中国をけん制する狙いだ。仏海軍の攻撃型原子力潜水艦なども南シナ海をパトロールした。資料写真

米海軍の2個空母打撃群が9日、南シナ海で合同演習を行った。演習に先立っては米バイデン政権発足後、初めて南シナ海で「航行の自由」作戦も実施した。軍事拠点化を進める中国をけん制する狙いだ。米海軍に歩調を合わせるかのように、フランス海軍の攻撃型原子力潜水艦なども南シナ海をパトロールした。

ロイター通信などによると、演習を行ったのは、「ニミッツ」と「セオドア・ルーズベルト」の各空母を中心に構成された二つの空母打撃群。米海軍は「困難な環境下でも作戦行動が取れることを示すため、交通量の多い海域で相互運用性および指揮・統制能力を高めることを目的に多数の演習を実施した」と強調した。

南シナ海での空母2隻によるオペレーションは2020年7月以来。ニミッツ空母打撃群のカーク司令官(少将)は発表文で「あらゆる国が国際法の下で享受しているこの海域の合法的な利用を確保することにわれわれはコミットしている」と表明した。

2個空母打撃群による合同演習の4日前の5日には第7艦隊のミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が中国が領有権を主張する西沙(パラセル)諸島付近を航行した。同艦は西沙諸島に向かう途中、台湾海峡を通過したが、米艦船の海峡通過もバイデン政権発足後、初めてだった。

一方、AFP通信によると、パルリ仏国防相は8日夜、仏海軍の攻撃型原潜「エムロード」と支援船「セーヌ」が南シナ海をパトロールしたと明らかにした。 パルリ国防相はツイッターに2隻の写真を投稿し、今回の南シナ海の巡回は「わが海軍がオーストラリア、米国、日本という戦略的パートナーと共に遠く離れた海域に長期間展開できることを証明している」とコメントした。

中国の反発は必至だが、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のフランスは、太平洋の海外領土周囲に排他的経済水域(EEZ)を有しており、域内の航行の自由の重要性を主張している。

南シナ海などで海洋進出を強める中国の「包囲網」には英国も加わる。茂木敏充外相と岸信夫防衛相は3日、英国のラーブ外相、ウォレス国防相とテレビ会議形式で外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を開き、日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、協力をさらに進展させていくことを確認した。

英国は空母「クイーン・エリザベス」を中心とする空母打撃群を今年、東アジアに展開する予定。2プラス2で日本側は英国がインド太平洋地域への関与を強化することを歓迎し、共同訓練の実施に向けて調整していくことでも一致した。(編集/日向)

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