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世界選手権で勝てない羽生結弦、それでも王者なのか?―中国メディア「結論は出せない」

Record China / 2021年3月28日 17時10分

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中国でも、フィギュアスケート世界選手権に出場した羽生結弦選手の状況を紹介する記事が多く発表された。「世界選手権金メダルに無縁だった羽生結弦、それでも氷上の王者なのか?」と題する記事もある。

中国メディアは26日ごろから28日にかけて、フィギュアスケート世界選手権に出場した羽生結弦選手の状況を紹介する記事を次々に発表した。中国新聞網は27日深夜に「世界選手権金メダルに無縁だった羽生結弦、それでも氷上の王者なのか?」と題する記事を配信した。
記事は冒頭部分で、「見慣れた羽生結弦が、見慣れた世界選手権の表彰台で、あまり見慣れぬ位置にいた」と記述した。
記事は続けて、羽生結弦選手とネーサン・チェン選手の勝負は、今回の世界選手権で最も注目を集めた対決だったと紹介。まず行われたショートプログラムについては、チェン選手が転倒して失点する一方で、羽生選手はほぼ完ぺきな演技で、「ライバルを置き去りにした」と表現した。
記事はさらに、フリー演技の状況について、「背水の陣」だったチェン選手は難度が極めて高い演技をこなして羽生選手に圧力をかけ、羽生選手はジャンプの際に手をつくなどで、最終的には3位に転落したと紹介した。
記事は、演技終了後に羽生選手が残念そうな表情をするのが中継画像で見られたとして、成績は本人が期待したものでは全くなかったと論評。ただし、26歳になった羽生選手にとっては3位入賞も容易なことではなく、さらに、新型コロナウイルス感染症や大会直前に故郷の宮城県が再び大きな地震に見舞われたことも、練習や準備に影響したとの見方を示した。
記事は羽生選手について、これまで多くの世界大会で優勝しており、国際スケート連盟も傑出した選手として表彰したと紹介。改めて「抜群の成績、高い難度、優雅な動作、ハンサムな顔立ちがトレードマーク」と論評し、世界各地でファンを獲得した羽生選手にとっては全世界が「ホームグラウンド」と評した。
記事は次に、世界選手権ではネーサン・チェン選手が3回連続して優勝してきたと指摘。羽生選手より5歳若いチェン選手は、今がまさに絶頂期であり、2022年に開催予定の北京冬季五輪でも注目の的になると評し、さらに今回の世界選手権で2位になった鍵山優真選手も軽視できないとして、「世界の舞台に初登場した能力ある後輩はすでに、大将の風格を示している」と表現した。
そして記事は「羽生結弦はそれでも、氷上の王者なのか?」との疑問を示した上で「今はまだ、結論を出せる時ではないのかもしれない」と論じた。
記事は、羽生選手が「常にスケートのことを考えている。もっとよく、もっと強くなりたいとずっと願っている。毎日、前の日にはできなかったことができるようになるように努力している」と述べたことや、国際スケート連盟が公開している選手情報で、羽生選手の趣味について「なし」となっていることから、「彼の眼中には、ほとんどフィギュアスケートしかない」と論評。「冬季五輪3連覇こそ、羽生結弦の究極の目標だ」との考えを示した。
同記事には、中国人ユーザーからのコメントが多く寄せられた。「ネーサン・チェン選手の技術は素晴らしいが、羽生結弦が持つ美しさには欠ける」などと、中国系のチェン選手を称賛すると同時に、羽生選手をたたえる感想も目立つ。
なお、中国人は羽生結弦選手をしばしば「柚子(ヨウズ)」と称する。「結弦(ゆづる)」の日本語読みに近い中国語単語を当てたとされている。「柚子」という中国語は、日本語と違ってユズではなく、同じ柑橘類ではあるがザボンやブンタンなどを意味する。(翻訳・編集/如月隼人)

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